5月15日 (月)
IKOI農園では現在綺麗だけれど歓迎されない厄介な花が二種類ほど咲き誇っている。
「ナガミヒナゲシ」と「ハゴロモジャスミン」である。
「ナガミヒナゲシ」
最近、あちらこちらでよく見かけるようになった花。IKOI農園では植えたわけではないのによく見かけるようになった。しかもそれがどんどん増えてきている。
始めの頃は、橙紅色のなかなか可愛らしい花なので農園の彩りとして悪くないなと思っていたのだが、この花のことが先日NHKのニュースで今話題になっている外来種の花として取り上げられ、近年、日本各地の空地や道端などに急速に増え、その増え方も半端ではなく在来種の野草を駆逐し問題となっていると伝えていた。
1961年に東京都世田谷区で発見されたもので爆発的に広がったのは、実になるのがちょうど梅雨期に当たり、一つの実に「ケシツブ」といわれることからもわかるように微細な種子が1000ヶから2000ヶ入っているので、道路沿いに放出された種子が雨に濡れたタイヤによって運ばれるからだという。
確かにIKOI農園では当初は畑の片隅にちんまりと咲いていたのだが、現在は畑のなかにまで侵入してきている。
一年草なので、放置せず花の段階で切り取り実を付けさせねば、なんとか花卉として管理できるかもしれないがうまくいくかどうか。
「ハゴロモ ジャスミン」
これはこの時期、白い花をいっぱい咲かせ強い芳香を放つ見た目も豪華な常緑つる性の園芸種である。
「モクセイ科」の鑑賞用として鉢植えなどで大事に育てられるのが普通だが、IKOI農園では周りを取り囲む貝塚伊吹の垣根に纏わりついて一面にh花を咲き誇らせるようになった。
この花を植えた記憶は定かでなく、いつのまにか広がってしまった。この土地柄がよほど気に入ったのか地面に付いた蔓を次々と活着させ今は手がつけられない大繁殖である。
そのうち貝塚伊吹の垣根を枯死させてしまう恐れが大である。なんとか広がる蔓を断ち切りたいのだが容易ではない。
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