京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

祇園祭山鉾巡行のあと

2014-07-18 16:48:32 | 2014祇園祭

本日2度目の投稿です。

祇園祭の山鉾巡行の日、私は巡行前の景色を撮影し、10時過ぎ一旦家に帰りました。
暑さで火照った身体をエアコンで冷やし、身体を休めました。

昼食をとり、夕方までまだ時間があります。
晩御飯は○○にしよう、食材があるので買い物はいらないね、などと考えているうちに、
もう一度、山鉾巡行の終わりを撮影したくなりました。

それで午後1時過ぎにもう一度でかけました。
自宅が山鉾まで比較的近いというのは、良いのか悪いのかわかりません。

四条烏丸東を出発した、山鉾巡行は烏丸御池付近で終了です。
それぞれの山鉾は、それぞれの会所に向かいます。
そして新町通りを帰る山鉾が多くなります。

会所に着いた山鉾は、休む間もなく、解体に入ります。
まるで、祭の余韻を打ち消すかのようです。
実は山鉾は、厄を集める神事なので、集めた厄を留めないためなのです。


会所に帰ってきた山鉾が並ぶ四条通り





郭巨山では、松の木の山を取り外しています。





新町通りを南下する月鉾






向きを変えるために、辻まわしが行われてます。






月鉾の会所に到着した鉾に、拍手と三本締めが行われ、片付けに入りました。






新町通りを南下する岩戸山






同じく南下する船鉾






鶏鉾も片付けに入っています。






菊水鉾も同様です。





函谷鉾でも片付けです。
あっという間に、懸装品がはずされました。






例年はこれで、祇園祭のハイライトが終わり、京都は本格的な夏に突入となります。
でも、今年は古式に戻り、後祭がこれから始まります。
後祭は、前祭の23基より、山鉾数は少ない10基です。
前祭の巡行が終わるとすぐに鉾建てに入り、21日から23日まで宵山、24日に巡行となります。
蛤御門の変で消失した、大船鉾が再興するという記念すべき年です。

朝8時から交通規制されていた四条通りは、午後2時には解除されました。
いつもの景色にあっという間にもどりました。






祇園祭の山鉾巡行

2014-07-18 05:32:58 | 2014祇園祭

前日の宵山に続いて、祇園祭のハイライト、山鉾巡行に行ってきました。

今年は、巡行出発前の景色を撮影しようと、8時過ぎに四条烏丸に向かいました。
今年の巡行順番は、くじ取らずの長刀鉾を先頭に、占出山、芦刈山、孟宗山、函谷鉾、山伏山、綾傘山、などの順番で23の山鉾が、9時に巡行出発します。


それでは、私の撮影した巡行前の景色を御覧ください。

長刀鉾です。





占出山





長刀鉾と芦刈山です。





四条烏丸から、四条室町に移動しました。
函谷鉾です。






伯牙山






4鉾揃い踏みです。





太子山、御神体がまだ白い布で被われています。
聖徳太子の子どもの頃の姿が御神体です。





綾傘鉾です。





菊水鉾が室町四条で辻まわしを行っています。
5回に分けて角度をかえます。山鉾の車輪は前後しか動かないのです。





油天神山です。






木賊山です。





小さな子どもも裃の正装、とても可愛いです。





四条傘鉾です。





月鉾です。





放下鉾も四条新町で辻まわしです。






蟷螂山、御神体のカマキリの羽なども動きます。





裃を着けた神様の使いの後ろには、榊とカマキリの折り紙があります。
面白いというより、やはり祇園祭は神事だなあと思います。












郭巨山です。









祇園祭は、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されているせいでしょうか、外国人の見物が非常に多い印象でした。


私が撮影している間、地元テレビ局は生で巡行を放送しています。
私の位置と違う角度の画像を3枚、お届けします。

四条烏丸東より出発前の長刀鉾などです。




くじ改めの儀式です。
くじ取り式で決められた順番通りになっているか、改めるわけです。
ちなみに、改めるのは、京都市長です。





長刀鉾のお稚児さんによる注連縄切りです。
これを合図に巡行が始まります。