京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

7月朝の坐禅会

2014-07-08 05:33:03 | 坐禅会


猛烈な台風が発生して日本列島に向かっているそうです。心配です。
そのせいでもないでしょうが、雨が降り続く梅雨本番ですが、風があります。

いつもは7月の坐禅会は、非常に暑く、じっとしていても汗が滲んでくるのですが、昨日は、風のせいか非常に心地よいものでした。
広い本堂の障子は全て開け放たれています。
風がときおり、本堂をかけぬけ、頬に風があたります。


妙心寺塔頭寺院、いつもお世話になっているところです。
朝10時半から12時までの坐禅会です。








雨で玄関先の庭苔がいきいきしています。
緑の木々も心なしか喜んでいるようです。





10時半、老師が入室し、参加者一同で般若心経と三帰依文を読経し、坐禅に入ります。
30分座って、休憩し、さらに30分座ります。
この間、少し寝不足が続いたせいか、しばらくすると睡魔が襲ってきます。
半眼で1m先ほどを見つめているのですが、ついつい瞼が落ちます。
やばいと思い、指をつねるのですがあまり、効きません。

老師が驚策棒をもって参加者の前を通ります。
驚策を希望する人は、自分の前に老師が来たときに、合掌し、一礼し、驚策を受けます。
私は驚策があまり好きではないので、大概はスルーします。

3回目の坐禅の途中、経行(きんひん)です。
老師の後について、本堂前の廊下(約十間ほど)をゆっくり歩きます。
5周ほど歩き、本堂に入り、坐禅を続けます。

12時に終了し、茶礼が始まります。
若いお坊様が数名、薄茶と夏の和菓子を参加者に配り、皆さんと一緒にいただきます。
昨日の参加者は15名ほどでした。

霊雲院の坐禅会、8月はお休みで、9月から再開します。

坐禅会が終わり、いつものように庭を心ゆくまで眺めて帰宅の途につきます。