鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4912回】 何で一番になるか?

2024年06月11日 | 住宅コンサルタントとして
その昔、クライアント様に対しても、
講演会で参加された方たちに対しても、

「あなたの会社は同業他社と比較して
何で一番になりますか?」

という質問をよくしていたと思います。

一番は記憶されますが、
二番以下は記憶されない。

だから何かの要素で地域で一番となれる分野を
ブランドとしてつくっていかなくてはなりません。

そしてこれはブランドだけではなく、
ビジネスパーソンとしてもつくっていく必要があります。

補助金に関しての知識が一番とか、
このエリアに関する土地情報に関して一番とか、
商談中にその場で描くプランのスピード一番とか、
お客様の記憶に残る営業になることが重要です。

上記の例は、ある一定以上の経験を積んでいなければ、
なかなか身につけることができないかもしれませんが、
新人でも未経験者でも一番になることは可能です。

マメさで一番となるとか、
レスポンスのはやさで一番になるとかであれば、
自分の姿勢次第で絶対になれるはずです。

私自身がコンサルになった時、
住宅業界のコンサルタントは湯水のごとくいました。

その中で、自分を必要として下さるクライアント様を
見つけなくてはなりません。

自分の強みは何かを考え、
当時の私が行きついた結論は、

「現場でやってみせる」

ということでした。

実際にクライアント様のモデルハウスや見学会場で、
模範となる接客や商談をやってお見せする、というもの。

こういうことは当時、誰もやっていなかったので、
この分野であれば、一番になれる、と思ったのですね。

転職してから、とにかく全国の住宅会社に
調査に行きまくっていたのですが、
その際に営業マンのトークを録音し、
テープアップするということを
数えきれないくらいやっていたことが活きたのです。

こうしてコンサルになって最初の数年は、

「現場でやって見せるコンサルタント」

という特徴をお伝えし、
コンサルティングの依頼をいただいていたのです。

皆さんは自分の職種において、
何で一番になりますか?
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