鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4907回】 全てのビジネスはファンビジネス化する

2024年06月06日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事を長年やらせていただいて、
本当に市場とエンドユーザーの変化の速さを
つくづく感じます。

今のテレビや新聞・雑誌などのメディアは、
年老いたオッサンたちがまだ権力を持っているので
自分たちが過去、築き上げたものの効果が
激減していることを認めたくないでしょう。

でもはっきりしているのは、
今の10代20代の方たちは、
広告など見なければ、週刊誌やワイドショーも見ないということ。

すなわち、後10年程度で、
広告の効果が激減するのです。

いや、もう既に住宅業界ではその傾向は顕著で、
意味のない広告に20代の方は反応しなくなっています。

そして住宅業界のビジネスは、
間違いなくファンビジネス化していくことでしょう。

自分の推しであったり、
自分が好きな人、信用できる人の言うことしか信じない。

それ以外はスルーする。

だからファンをつくることが体質的に苦手な住宅会社、
どうしても売込みくさいマーケティングしかできない住宅会社は
おそらく終わることでしょう。

まあ、コンサルの世界は完全にそうなっていて、
ファンがいないコンサルが、

「このノウハウを習得した営業マンが、
年間契約が2.5倍に急成長」

なんてことを発信して、
興味ある方はこのオンラインセミナーに参加して下さい、
というような広告を打っても、誰も反応しないのです。
(もしくは、そんなのに反応してしまう住宅会社は
完全に終わっています)

住宅会社の淘汰が進んできて、
それなりのレベルの住宅会社しか残っていないので、
情報がすぐに広まってしまいます。

住宅会社の仲間内で、

「あのコンサル会社、評判いいみたいよ」
「あのコンサル、全然評判悪いみたい」

という情報がすぐに行き渡るので、
その噂や評判に、広告が勝てないのですね。

これと同じようなことが、エンドユーザーの中で起こるのです。

だから良い評判が自然と生まれたり、
そもそもファンがドンドン増えていく住宅会社に
お客様が殺到するようになっていくのです。

広告効果が激減することが確定している中、
皆さんの会社はどうやってファンを増やしていきますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする