鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4877回】 広告効果が減っていく中でどう組み立てる?

2024年05月07日 | 住宅コンサルタントとして
もう何年も前から言い続けておりますが、
住宅会社の広告の効果はガンガン減っています。

特に若い世代の方は、広告を完全にスルーする方が多いです。
(逆に高齢な方ほど、広告や週刊誌、ワイドショーなどから
情報を収集する方の比率が高まる)

家を建てるお施主様の年齢は、
昔から20代後半から30代の方たちが圧倒的に多い。

住宅会社のターゲットとなる層の大半が
広告をスルーする、すなわち広告が効かないのです。

この現実を理解して、
住宅会社はマーケティングを組み立てる必要があります。

弊社のクライアント様の中で今期、
業績が抜群に良い会社の新規来場構成を分析すると、
新規総来場数に対して、ご紹介が何と51.2%もあるのです。

ちなみに地域一番店の住宅会社です。

WEBや紙媒体の広告を見てのご来場は、30%程度。

契約前も着工中もお引渡し後も、
お客様と真摯に向き合い、
お引渡し後もお客様とつながりを持ち続けているからこそ、
こうした結果が出ているのだと思います。

とにかくOB様の満足度がハンパなく高いのです。

逆にOB様紹介や業者様紹介が非常に少ない会社は、
必然的に広告に頼らざるを得ないため、
こういう時代に集客に大苦戦することとなるのです。

また自社の人となりを訴求し続け、
地域にファンをたくさんつくっているクライアント様の場合、
集客には全く困っておりません。

自社がSNSで発信し続けているものがコンテンツ化し、
コンテンツのファン、
それから自社に好感を持って下さる方が増えた。

結果、ファンになった方が家を建てようと思った時に
自社にアプローチして下さるという流れになるのです。

そして多くの方に認知され、ファンが多い会社が広告を打つと
その広告を見て下さるお客様が多いのに対し、
認知が低く、ファンが少ない会社の広告は見向きもされない。

これが現実なのです。

広告の力が激減していく中、
皆さんの会社はどうマーケティングを組み立てますか?
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