鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4874回】 ビジネスを考える

2024年05月04日 | 住宅コンサルタントとして
我が家の次男は、日本の食品メーカーの
スペインでの拠点で仕事をしています。

メイン事業は鰹節をスペインで製造し、
ヨーロッパに拡販していくことです。

本当にヨーロッパでは日本食ブームが起こっており、
人気のラーメン店などは開店前から行列が出来ています。

オランダでもうどん屋さんに行ったのですが、
そこも満席でかつ、表に行列もできていました。


昨日の夜、食べたラーメン屋さんでのラーメン。
このお店、スペイン人が経営していて
アジア系のスタッフは皆無、
全てスペイン人でオペレーションを回していました。
味も見事で、特にチャーシューは日本のと遜色なしでした。

オランダでもスペインでも、
地元の方たちは器用にお箸を使いこなし、
上手に召し上がっているのです。

ただヨーロッパの場合、
一人で食事をする方は非常に少なく、
とにかく食べることよりもしゃべることの方がメインで、
うどんやラーメンだと一晩で2回転できるかどうか、
という感じなのです。

なので1食2500円~3000円程度の料金設定なのですね。

ただ、日本の麵類の人気や出汁の人気は高まる一方でしょう。

なので私がもし次男の会社で働いていたら、
という前提でビジネスをどう展開するのかを
ちょっとまとめてみたいと思います。

結論、狙うのは鰹節の拡販。

そのためには、ヨーロッパ中の方々に
うどんやそばに触れてもらう機会をつくるのがベスト。

ということは、うどん店やそば店をFC展開するのがベストだと思います。

ということは、まずは直営店で成功のモデルをつくり、
製造や品質管理、接客、店舗レイアウト、オペレーションなどを
マニュアル化していく。

そして直営店で成功をおさめ、
FC展開を希望する経営者を募っていく。

うどんやそばを食べる機会が増えていくにつれ、
当然ながら出汁や麵を本部から供給するので売れますし、
更には自宅でも作りたい方が増えれば、
うどんやそばのつゆも売れ、結果鰹節も売れていく。

そんなことをビーゴに来て考えていました。

現地に来ていつも思うのですが、
とにかく皆、外に出て人と会ってご飯を食べる文化が
ヨーロッパは日本の比ではなく、
更に主要都市はどこも人口が増えているので、
市場としてはやはり魅力を感じます。

住宅と違い食品の分野であれば、
食品衛生の基準等は厳しいですが、
仕入れの確保と製麺機などの機械を上手に活用すれば、
ほぼ自分たちで完結できるビジネスなので
成長が期待できるよな、と思いました。

いろんなエリアに行って、
もしここでビジネスをするのであれば、
自分だったらどんなビジネスにチャレンジするか?

こういうことを考えるのも、旅の楽しみの一つです。

ということで、スペインで次男と過ごした3日間は終わり、
今日はスペインからベルギーまで移動します。
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