順調に業績が推移している会社でも、
必ず定期的に壁にぶち当たります。
これまでのやり方が通用しない。
一所懸命に取り組んでいるのにも関わらず、
それがなかなか成果につながらない。
こういう時、住宅会社の経営者は、
新しい商品を開発もしくは購入したり、
新しいノウハウを求めがちになるのです。
その決断が間違っていないのですが、
不調になった時に、
商品開発やノウハウ習得よりももっとやってもらいたいと
私が個人的に思っていることがあります。
それは何か?
私がご提案したいことは、
取引先様であったり、OB様から
信頼されているかどうかをチェックすることです。
取引先様に対する仕事の依頼の仕方や発注のタイミング、
図面や工程表の見やすさや精度などが高いか?
取引先様が仕事がしやすいか?
そして正しい施工がちゃんとできているのか?
OB様に対してだと、
クレームやアフターの対応がきちんとできているか?
定期的にOB様とコミュニケーションが取れているか?
本当に我が社で建てて良かった、と思っていただけているか?
こうしたことがしっかりとできているかどうかをチェックし、
できていない点は即、改善する。
こういうことができていないとしたら、
新しいことにチャレンジするよりもまずは
当たり前のことをちゃんとできて、
一緒に仕事をして下さる取引先様に信頼されるよう、
またOB様からも信頼されるような体質になることが
欠かせないのではないか、と思うのです。
こうしたことができていない、もしくは不十分な会社が、
どんなに素晴らしい商品を手に入れたとしても、
どんなノウハウを取得したとしても、
足元がおぼつかない状態ではうまくいきません。
売れやすい、支持されやすい体質に
皆さんの会社はなっているでしょうか?