鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4882回】 商品開発やノウハウ習得よりも、もっと大切なこと

2024年05月12日 | 住宅コンサルタントとして
順調に業績が推移している会社でも、
必ず定期的に壁にぶち当たります。

これまでのやり方が通用しない。

一所懸命に取り組んでいるのにも関わらず、
それがなかなか成果につながらない。

こういう時、住宅会社の経営者は、
新しい商品を開発もしくは購入したり、
新しいノウハウを求めがちになるのです。

その決断が間違っていないのですが、
不調になった時に、
商品開発やノウハウ習得よりももっとやってもらいたいと
私が個人的に思っていることがあります。

それは何か?

私がご提案したいことは、
取引先様であったり、OB様から
信頼されているかどうかをチェックすることです。

取引先様に対する仕事の依頼の仕方や発注のタイミング、
図面や工程表の見やすさや精度などが高いか?

取引先様が仕事がしやすいか?
そして正しい施工がちゃんとできているのか?

OB様に対してだと、
クレームやアフターの対応がきちんとできているか?

定期的にOB様とコミュニケーションが取れているか?

本当に我が社で建てて良かった、と思っていただけているか?

こうしたことがしっかりとできているかどうかをチェックし、
できていない点は即、改善する。

こういうことができていないとしたら、
新しいことにチャレンジするよりもまずは
当たり前のことをちゃんとできて、
一緒に仕事をして下さる取引先様に信頼されるよう、
またOB様からも信頼されるような体質になることが
欠かせないのではないか、と思うのです。

こうしたことができていない、もしくは不十分な会社が、
どんなに素晴らしい商品を手に入れたとしても、
どんなノウハウを取得したとしても、
足元がおぼつかない状態ではうまくいきません。

売れやすい、支持されやすい体質に
皆さんの会社はなっているでしょうか?
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