鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4876回】 無事に帰国しました

2024年05月06日 | 住宅コンサルタントとして
無事、ヨーロッパから帰国しました。

帰りの航空券の手配に関して、
私、ちょっとどんくさい取り方をしていて、
ビーゴ→マドリード→ブリュッセル→ミュンヘン→関空という
何とも無駄な行程となってしまいました。

次男がいるビーゴから、合計約36時間の移動時間を経て
日本に帰国したことになります。

マドリードから直接、ミュンヘンに入れば良かった・・・。

さて今回、ヨーロッパに行って感じたことが2点あります。

まず一つは、日本人・中国人・韓国人など、
アジア系の方と街を歩いていて、会うことが少なかった。

欧米の物価高騰に対し、
アジアの通貨はどこも弱いのか、
日本人に会う頻度は本当に少なかったです。

そして中国の方・韓国の方も、
おそらく留学しているであろう若い方はそこそこ居ましたが、
大人の方を見る頻度は5年前とかと比べると
大幅に減ったなぁ、と感じます。

ヨーロッパへの往復は、関空からルフトハンザを選んだのですが、
特に行きの飛行機に関して、日本人比率2割、
ヨーロッパ系の方の比率8割くらいの感じでした。

そして二点目ですが、
日本人のツアー参加者を全く見なかった、ということ。

個人で航空券を手配している方しか、
飛行機内で見なかったです。

コロナ前までは、ヨーロッパ行きの飛行機の中には
とにかくご年配のツアー参加者が非常に多かったイメージですが、
日本からヨーロッパに行く団体客は、大幅に減ったと思います。

ここから何を読み解くか?

円安の影響が非常に顕著に出ている、ということ。

そして割高なヨーロッパに行くよりも
近場でちょっとリッチに過ごすご年配の方が増えたのでは、
ということ。

2011年から2019年まで、
毎年ヨーロッパに行っている中で、
このゴールデンウィークは本当に日本人をほぼ見なかった。

人口減&高齢化&少子化。
更に貧富の差が拡大している。

こういうことを肌で感じることで、
住宅会社として取るべき経営戦略が見えてくるような気がします。

もう数だけを追う時代は終わったと感じます。

これまで損益分岐をクリアするのに
1店舗あたり36棟の完工が必要だったとしたら、
24棟完工で損益分岐をクリアできるよう、
ターゲットや商品、ブランディングを変えていく。

そんな時代になった、とつくづく感じます。

皆さんはこのGW、どのように過ごされ、何を感じましたか?
コメント
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