鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2908回】 経営者が業種の発想しかできないと、業績は下がり続ける

2018年12月16日 | 住宅コンサルタントとして

私は戦後の右肩上がりの時代やバブル時代に働いたことが無いので

商売とは基本的に簡単に行かないと思っています。

 

ただ、その時代に商売をやってそれなりに会社を大きくした方は、

やり方論だけで商売はうまくいくと思っている方の比率が高いなぁ、

と個人的に思っています。

 

そういうタイプの方は、

 

「何をやるか?」

「何を扱うか?」

 

という業種発想(横)で考えがちで、

 

「どのレベルでやるのか?」

 

という深さ(縦)で考えることが苦手なのです。

 

例えば住宅業界で言うと、

弊社は今、見学会をお勧めしておりませんで、

モデルハウス、もしくはモデルハウス+ショールームという業態を

お勧めしています。

 

ただ、これはモデルハウスをただ持てば良い、ということではなく、

もちろんショールームをつくればよい、というレベルでは無いということです。

 

インスタグラムをやって下さい、と言っていますが、

ただ何でも良いので写真を投稿すれば良い、

というレベルでは無いことと同じです。

 

今の時代は深さが大切なのであり、

その深さの部分を理解できない経営者、

それから深さのレベルで社員さんに指導できない上司は

お客様の支持を得ることは難しいでしょう。

 

今の時代は、業種発想ではなく、業態+深さの発想で

経営しなければならない時代なのです。

 

皆さんの会社はできているでしょうか?

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