鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2902回】 商品だけで売れる訳ではないことに、早く気づく

2018年12月10日 | 住宅コンサルタントとして

小売業で、お店の売上が下がってくると、

新しい商品を置きたがる人は、ちょっと商売のセンスがどうかな、

と個人的に思います。

 

売れないのは「商品が悪い」「商品が高い」と言っている、

センスが無く、売れない営業マンと同じレベルなんですよね。

 

商品は、商売におけるとても重要な要素ではありますが、

お客様に買っていただけるか買っていただけないか、

もしくはお客様に足を運んでいただけるかいただけないかは、

総合力で決まるのです。

 

例えば、今、高級食パンブームですが、

美味しい高級食パンを提供できるFCに加盟し、

それを自店に置けば、お客様の来店は増える、

と提唱しているオッサンコンサルもいるようですが、

そんな簡単にはいかないんですね。

 

商売、特に小売業では、リピーターのお客様が何人いるのかが全て。

 

だから一度来ていただいたお客様がまた来たくなるようなことに

人・モノ・カネを投入するのが良いと個人的に思います。

 

今、お店が赤字だとして、

新しい商品をつくるために新たな投資が必要だとしましょう。

 

皆さんだったら、商品に投資しますか?

 

私だったら、まずはスタッフの教育に投資します。

そしてお店の外構やインテリア、駐車場、看板、のぼりに投資します。

 

現状の商品でうまくいっていないのは、

商品を販売するところの前と後に問題があることが多い。

 

接客の時のお客様への声掛け。

ネットでは味気ないしワクワクしませんが、

人だからできるおもてなしがありますよね?

 

今、繁盛しているお店は、商品力に加え、

圧倒的に気持ちの良い接客ができています。

 

そしてお店そのものがワクワクする空間になっているのです。

 

というか、その重要性が分かるようであれば、

商品に手なんか絶対に抜かないのです。

 

でもセンスのないオッサンコンサルは、

未だに商品で売り上げが決まると思っている・・・。

 

商品だけで商売は決まりません。

そのことを理解できていますよね?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする