goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1047回】 世界観を発信する

2013年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
業界が成熟してくると、単なる商品力だけではお客様に支持されなくなります。

飲食店であれば、単に美味しいラーメンを出すだけのお店は、
周囲の競合店のレベルが低ければやっていけますが、
競合店のレベルが高い場合、ただ美味しいだけでは商売で勝てません。

そのお店、店主、スタッフから、何らかのメッセージが伝わってくる。
そしてそのメッセージに何となく心を動かされる。
更に、食事の間、そのお店に居たりスタッフや他のお客様を見ているだけで楽しい。
こんな空気感、言葉を変えると世界観を発信していかなくてはなりません。

ファッション業界や外食業界には、そんなことをはるか前に気づいて、
そういった世界観を店舗やスタッフ、サービスで表現している店舗が多々ありますが、
残念ながら住宅業界は本当に遅れていて、未だに商品(性能や品質と価格)で決まる、
と思っている、前近代的な感性のオッサンがまだまだ多いのです・・・。

このブログを読んで下さっている方で、
この話が感覚的に分かっていただけない方は居ないかと思いますが、
目に見えない価値、空気を感じる感性は、今後、商売をやっていく上で、
絶対に欠かすことは出来ません。

昨日、お伺いしていたクライアント様の社長は、
この部分に関して、理解が非常に深いです。
ですから、そのエリア内においてやはり注目度は高いですし、メディア露出度も高い。

昨日は、今後の経営戦略について打合せをさせていただいていたのですが、
社長の発想はまさに時代とピッタリなのです。

この企業の世界観が、間違いなく、市場のお客様に伝わって、
共鳴して下さるお客様はずっとついてきてくれそうな感じがしました。

皆さんの会社は、ただ単に商品情報だけを流していませんか?
自社の世界観が、市場に伝わるよう、どんな取り組みをしていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする