鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1046回】 執念

2013年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、NHKのサンデースポーツで、近鉄や中日、大リーグのパドレスやレンジャースで活躍した、
大塚晶文投手が取り上げられていました。

野球のWBCで第一回、第二回と日本が連覇しましたが、
第一回の決勝の試合を締めたのも大塚投手なのですね。
(第二回目のイチロー選手の苦悩の中からの決勝タイムリーの印象が強くて、
第一回目の大会の記憶があいまいとなっています・・・)

2007年、右ひじの故障を発症し、大リーグを退団されました。
その後、私はてっきり引退したものと思っていたのですが、
実際はまだ野球選手として現役にこだわっておられたのですね。

5年以上、実戦のマウンドに上がることは出来ていませんが、
40歳となった今でも、マウンドに上ることを目指して、一所懸命トレーニングをされているのです。

5年ですよ!
5年間、ただ、マウンドに上がりたいという想いで、
ひたすら激しいトレーニングを続ける精神力に、本当に頭が下がる思いでした。

まだ余力を残して引退するスポーツ選手もおられます。
そういう生き方も全然ありだと思います。

でも、個人的にはボロボロになるまでやり切った方を応援したくなるのです。

自分の経験を若い選手にもお伝えされていて、
アドバイスを送った若手選手が結果を出すと、自分のことのように嬉しい、とおっしゃっていましたが、
本当に素晴らしい人間性をお持ちだなぁと、胸が熱くなりながら番組を見ていました。

今、ビジネスパーソンで、ちょっと努力して結果が出ないくらいで、
「自分がこの仕事をやっていけるか不安です」
という言葉を残して辞めていく人が少なくないですが、
大塚選手の爪の垢を煎じて飲んでほしいと感じました。

あれほどの実績を残された方が、ただマウンドに立つために5年も努力して、
それでもマウンドに立てなくて、また来年もマウンドに立つために努力をされている・・・。

それに比べれば、あまりに甘過ぎなのです。

ビジネスでも人生でも、成功するまで諦めず、愚直に努力を積み重ねれば、
大抵のことは叶うのではないかと思うのです。

「絶対にこれを成し遂げるんだ!」という強い信念を持って、
日々、仕事に向き合いたいものです。
コメント
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