鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第769回】 企業の成長と共に自らも成長させる

2013年02月07日 | 住宅コンサルタントとして
いろんなクライアントと長い期間、お付き合いをさせていただく中で、
順調に成長される姿を見させていただいてきました。

受注棟数もスタッフの数も増えていく中、
企業規模に合わせて自社の仕事の進め方やチェック体制を進化させていかなければ、
仕事量が増えていくこと、それからお客様が求めておられることに対応出来なくなります。

そして変わらなくてはならないのは、会社だけではありません。
そこで働くスタッフも変わる必要があります。

このことが分かっていて、行動が伴っている方は、会社にとって、ずっと必要なスタッフです。
しかしながら、周囲が変わっているのにもかかわらず、自分だけ変わろうとしない人は、
自分自身の能力と会社の実力との差がある一定以上になった際、居場所が無くなります。

労働者保護とか弱者救済とか、今の日本社会は世界的に見れば、
アマチュアレベル以下の甘過ぎる空気が蔓延しています。
で、テレビなんか見ても、実際のビジネスの現場を知らなさそうな、教授やコメンテーターの人が、
労働者側の権利だけを主張していたりするのを見ると、個人的に呆れてしまいます。

私が知る限り、世界的に見れば、会社に貢献出来ないスタッフを雇用しなければならない、
という空気は無いと思います。

働いてお金をもらう以上、プロな訳です。
プロは、自分の力が通用しなければ、自ら引退するものです。
そして、必要とされるために、日々トレーニングに励むのです。

こういう空気に日本全体がならないとダメだと個人的に思っています。
(自分の全てを犠牲にして、会社に尽くすとかの極論を言っている訳ではありません、念のため)

過去、自分がどれだけの実績をあげてきたとか、
自分がこれだけの資格を持っているとか、
過去、自分が一流企業で働いていたとか、
自分は一流大学を卒業したとか、
そんな過去のことは、ビジネスの世界では鼻くそ以下です。

会社の成長に合わせて、自分自身を進化させなければ居場所が無くなる、という常識が浸透し、
いくつになっても自己研鑽に励む方が増えてくれば、日本はまだまだ成長するのではないか、
と個人的に思っています。
コメント
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