鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第770回】 素晴らしいスタッフが働いてくれていることに感謝する

2013年02月08日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとある住宅会社でのコンサルティング。

より多くのお客様に自社を知っていただこうといろいろと試行錯誤されていたのですが、
昨年の後半からは来場や問い合わせに関して、状況はあまり芳しくありませんでした。

そこでマーケティングに関して、昨年末に従来のやり方に戻したところ、
お客様の来場も元に戻り、かつお客様の本気度も高い方がある一定数いたとのこと。

私のスケジュール的な部分もあって、3か月ぶりの訪問だったのですが、
3か月前と状況は全然違っていて、非常にこの3か月に受注されておりました。

良かった、良かった・・・。

しかしながら、このクライアントが次のステージに上がろうとした場合、
今のままのビジネスモデルではダメだと感じていました。

このクライアントには、他社さんが見れば羨ましがられるくらい、
素晴らしい能力をお持ちの設計さんがおられます。

優秀なスタッフが働いてくれているのであれば、
そのスタッフが実力を発揮できるような環境、
やりがいを感じる環境をつくっていかなくてはならないと個人的に思っています。

そのために、社長に投資のお願いをしておりました。
まあ、お願いというよりは、かなり強い感じで迫っていたのですが・・・。

自社の事業、自社のビジネスモデルなど、「これで満足!」と経営者が思ってしまっては、
経営者の成長は無く、その結果、会社やスタッフの成長もありません。

優秀なスタッフというのは、個人的に思っていますが、
自分が成長出来る環境であれば、そこで真剣に働くものだと思います。
逆に自らの成長が出来なくなれば、スタッフは離れていくものなのです。

優秀なスタッフが働いてくれているということは、素晴らしいことですが、
裏を返せば経営者や会社が成長しなければ、離れられてしまうということです。

素晴らしいスタッフが働いてくれていることに感謝し、
スタッフが成長する環境づくりこそが、経営者の仕事だと思う、今日この頃です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする