鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第777回】 自分の立場からでしか物事が見えない人

2013年02月15日 | 住宅コンサルタントとして
基本的に人間、歳を重ねると、頭が固くなります。

これまで組織の中で実績をそれなりに出してきた人なら、なおさらそうなりがちです。

自分自身の頭が固い。
これまでの実績も十分、組織の中で出してきた。
でも、人間性の部分で、人の意見を聞き入れない。
自分の意見と異なることに対して、100%シャットアウトしてしまうような人の場合、
完全に組織の中で浮きます。

どれだけ、能力があろうとも、これまで組織の中で実績を出してきた人であっても、です。

また、自分と意見が対立した人に対して、感情をあらわにしたり、
正論を振りかざすような人も残念ながらいたりしますが、
こういう人は、組織で働くにふさわしくありません。

周囲の人に、自分がどれだけ迷惑をかけているか?
廻りの人が仕事をやりにくくする環境をつくっていることに気付けていないのです。

職場に個人的な感情を持ち込みがちな人は多いですが、
個人的にそういう人は三流以下だと思いますし、
ある一定のベテランで組織に与える影響が大きい人でそういう方がいれば、
個人的には組織から出て行ってもらった方が良いと思います。

組織人としてふさわしくないのです。

自分の立場だけの視点でしか、物事が考えられない。
他の人に自分の言動がどういう影響を与えているのか、分かっていない。
自分の主張をゴリ押ししたり、「だって過去、こういうことを言っていたじゃないですか!」と
過去の話を引きずり出して来たりするのですが、全社的に物事を考えられていないのです。

歳を重ねて、ベテランになったのにも関わらず、
感情向き出しで自分の主張を押し通そうとするのは、はっきり言って最低だと思います。

歳を重ねれば重ねるほど、謙虚さを失わず、更に自分の立場以外の方の立場のことも考えて、
全社最適な方法は何か、ということを考えられるようにならないといけません。

それが出来ないのであれば、組織を去り、自分で起業すれば良いだけの話です。

プロのビジネスパーソンとしての常識を押さえておきたいものですね。
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