鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第331回】 お客様が求める水準

2011年11月27日 | 住宅コンサルタントとして
現場に立つと、今のお客様がまさに家に求めている水準がよく分かります。

そして明らかに4~5年前のお客様と今のお客様が求めているモノが違います。

特に完成現場見学会では、実際にお客様が住む家を公開しますが、
本当に見た目が普通の家だと、逆に今の時代、マイナスに作用するのではないかと思います。

家そのものがファッション的要素を満たしていなければ、
なかなか今の若いお客様は心ときめかないのです。

職人さんのこだわり。
例えば、見えない構造材に関する品質であるとか、下地をどれくらいしっかり作っているのか、
というような部分をどれだけ説明したとしても、見た目がイマイチであれば、
お客様はその言葉に耳を傾けてくれないのです。

ローコスト住宅でも、元気のいい会社はモデルハウスのしつらえやデザインに関して、
やはり洗練された感が出ています。

「こんなに豪華な設備がついて、この価格!」と訴求している会社でも、
今の時代、お客様に選んでいただけるかいただけないかは、
どれだけ見せ方のセンスがあるかどうか、ということだと、改めて感じるのです。

私自身も、もっとこの辺りをルール化し、クライアントの皆様に具体的な提案が出来なければ、
(今までもやってきましたが、また一段とお客様の見る目が肥えた感じがするのです)
と思う今日この頃です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする