鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第314回】 情報の精度

2011年11月10日 | 住宅コンサルタントとして
疲労が溜まって、腰痛の症状も出ている鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

最近、とても腰が痛いです・・・。
仕事中はとても楽しいので、そんなこと忘れていますが、
帰りの移動中、結構苦しんでおります。

さて、相も変わらずコンサルティング会社やノウハウ販売会社、FC本部のセミナーのDMは、
誇大広告だらけで、個人的に正直うんざりしています。

「このビジネスモデルがこれだけ当たった!」
「このビジネスモデルで、何とこれだけ業績がUPした!」

なんて言葉がDM上で踊りまくっていますが、
こうした数字の真実味はほとんどありません。

例えば、「昨対比160%の業績」とうたっていても、
それは昨年同月比(要するに1ヶ月のみの比較)だったり、
もしくは昨年異常に業績を落としている会社の数字をベースにしていたりと
要は数字なんて見方を変えれば、どうとでも表現できるのです。

虚の数字が踊りまくっているわけです。
このブログをお読みの方は、気を付けましょう。
というか、皆さんよく理解されていますよね。

まあ、セミナーを頻繁にやっている会社やコンサルタントは、
コンサルティング契約やFC加盟をたくさん撮りたいのか、
もしくは現在の数字に困っているわけです。

本当の一流のコンサルタントやFC本部は、そんな暇はありません。
だって日常のコンサルティングで日程は一杯だし、
加盟先がたくさんあれば、そのフォローで大忙しだし・・・。

だから、ガツガツしている人たちは、基本的に暇でお客様がほとんどいない人たちです。
もしくは、ご縁を頂いても、そのご縁がすぐに切れてしまう(要するに底が浅いのです)から
常にお客様が不足している人たちです。

先日も、とある住宅会社2社がモデルとして取り上げられているセミナーDMを見ましたが、
そのモデルとして取り上げられている会社は、私もよく知っている会社でした。

しかしながら、そもそも今ご縁を頂戴しているクライアントと商圏が同じなのですが、
その会社とバッティングもしないですし、名前もエリアでは聞かない会社なのです。
(そのエリアのダントツ№1は、ご縁を頂戴している私のクライアントです)

まあ、新規のお客様の獲得に頑張る前に、

「やるべきことがあるんじゃないの?」

と個人的に思いますが、コンサル会社やFC本部の数字に騙されてはいけません。

簡単に業績が上がることはありません。
また簡単に業績が上がるビジネスモデルを追いかける癖付がつくと、
最終的に自分達が苦労します。

本当に業績が安定的に上がっている会社、
一時的な業績向上ではなく、足腰の強い会社は、
そんなに簡単に真似が出来ることをやっていないのです。

変な魔法、楽なビジネスモデルを求めるのではなく、
商売の王道を追求し、真の力をつけることに全力で取り組むべきです。

こういう時代だからこそ、情報の精度を高めていきたいものですね。
コメント
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