鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第315回】 商売の王道とは・・・

2011年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
是非、クライアントの皆様、勉強会のメンバーの皆様には、
小手先の商売ではなく、商売の王道を突き進んでいただきたい、と
いつも思っている、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

小手先の商売とは、

「こういうビジネスモデルを導入したら業績が伸びた!」

というような、胡散臭い情報に飛びつき、コロコロと方針を変えたり、
節操なくいろんなノウハウを買い漁ったり、FCに加盟しまくることです。

そういう会社、良くありますよね(笑)。

こういう会社は、目先の業績を高めること、売上を成長させることにまず関心があって、
お客様にご満足いただくことや自社の商品やサービスを磨くこと、
更にはスタッフの成長などは二の次なのです。

まあ、こういう会社の社長に話を聞くと、

「我が社はお客様満足度を最優先に考えています!」

なんて言うのですが、実際はそれよりも自分のプライドを満たしたり、
単に数字を上げたいだけのことが多かったりするのです。

私がお客様の立場だったら、

「こうやったら、簡単に売上が伸びる!」
「新卒でもラクラク売れる!企画型コンパクト住宅!」

なんてノウハウに飛びついている会社に、家づくりを託したいとは思いません。

そんなことよりも、良い家をつくる上での設計の勉強をしていたり、
インテリアや素材を常に研究している会社に家づくりを託したいと思います。

商売の王道とは、自社の商品やサービスを愚直に磨き続けることです。
そして、今、もしくは過去自社で家を建てて下さったお客様を大切にし、
そうしたお客様に喜んでいただくための活動をすることです。

更に、スタッフの根本的な考え方、仕事に対する姿勢をより良い方向に持っていくために
社内で考え方の共有をしたり、勉強し続け、全員の人間力を高めていくことです。

まずはこうしたことが出来ていなくてはなりません。
その上で、新規のお客様とどう出会い、
その方たちにどうすれば家づくりを託していただけるのかを追求していくのです。

自分達の商品やサービス、人間力を磨かず、新規のお客様の獲得ばかりに目が向くのは、
愚の骨頂としか私には思えません。

家を建てる、購入するお客様の気持ちを考えられる会社に、まずなることです。
単なるお金儲けのために、この仕事をやっている人たちが、個人的に大嫌いです。

そしてお客様に対する正しい考え方や取組が出来ている会社には、
素晴らしいお客様たちが自然とコミュニティーをつくってくれることでしょう。

その素晴らしいコミュニティーが、皆さんの会社を正しい成長・発展に導いてくれるのです。

ですから、小手先のノウハウ・ビジネスモデルに飛びつく前に、
まずやるべきことをやらなくてはならないのです。

自分が家を建てるとしたら、自社に家づくりを託したいですか?
そういう会社・スタッフにまずなることからはじめましょう!
コメント
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