ノコギリカメムシ科のノコギリカメムシ Megymenum gracilicorne Dallas
四日市市,鈴鹿川河川敷。朽ち木に見慣れないカメムシを見つけた。図鑑でしか見たことのないノコギリカメムシだ。
日本原色カメムシ図鑑によると,「体長12-16㎜。体は赤銅色の光沢を帯びた黒褐色で,頭部は大きく突出する。和名は,腹部の外縁がノコギリの歯のようになっていることに由来する。カラスウリ,黄カラスウリ,スイカ,カボチャ,キュウリなどのウリ科植物に寄生し,ウリ類の害虫とされている。」
島根県のレッドデータブック平成16年3月改訂版では,「農耕地周辺の水辺の草本群落で発見されるカメムシで、生息地は局限され個体数も少ない。」として情報不足種に選定されている。又,その概要の中でノコギリカメムシは「前胸背の前縁と側縁に突起があり、腹部側縁は鋸歯状となる。」と記載されている。
2011.4.13
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