フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

考え方

2019-04-20 23:46:11 | Weblog

出不精になった私にとっての毎日のお共はテレビです。明日は何を見ようかと寝る前にビデオをセットするのが日課です。特にテレビドラマを見ていると自分以外の目で外の世界をこんな風に見ているのかと思うことが数多く出てきます。特殊な経験をするということではなく、身近でよく知っていることでもこんな見え方もあるのかと驚きを感じることが多々あるのです。
新しい発見だけではなく、当たり前のことでも忘れていたことを思い出すことがあります。ここで総括するとやはり人生の基本は人と人との繋りを如何に大切にするかという柱にあるということです。
世の中の見方も様々でしょうが、やはり人を大切にする視線をいつも持っていたいものです。


名前

2019-04-19 23:55:16 | Weblog

一昔前、よく講演した際に「普段の生活の中に手紙をよく書こう」という話をしました。手紙を書いている間、差し出す相手の事をずっとイメージしている分、伝わりやすいからです。
ただ手紙は後々まで残るものだけに書き間違えには十分注意が必要です。最悪は名前を書き違えることです。音は同じでも漢字が違うことがあります。「夕子」「悠子」「結子」みんな 「ゆうこ」です。パソコンでの変換間違いなどは特に注意しなければなりません。
そこで新入社員さんです。名前は大切です。会社で電話をとる時には、電話口で相手の名前や住所などを漢字でどう書くかよく確かめることが大切です。「斎藤」か「斉藤」か、「広岡」か「廣岡」などの違いだってあります。確認をいつもとる姿勢を忘れないように。


笑い

2019-04-18 23:13:06 | Weblog
最近は寝る前に必ず、ビデオにおさめてあるお笑いの番組を見ることにしています。笑いにはいろいろな効用があります。
ストレスを感じているとき、私たちはどうしても笑いを忘れがちになります。こうした状態にいるときは、問題をどう解決するかということばかりに考えが集中して、心の余裕がなくなっていることが多いのです。そうなると自由な発想ができなくて良い解決法など浮かんできません。焦れば焦るほどとらわれが強くなっていきます。そうしたときに一時的にでも何もかも忘れて笑うことができると、ふと自分を取り戻すことができ、気持ちが楽になるのです。
笑いの効用は精神面だけではなく、免疫が活性化するとも言われています。心身の健康のためにも生活の中に意識的に笑いを取入れると良いですね。

日米野球

2019-04-17 22:45:26 | Weblog
好きな球団のゲームは、毎日有ってもいいですね。選手には苛酷なことですが。最近は、野球中継も開始からゲームセットまで放送してくれるので余計嬉しいです。
ところでこの中継をみていると、外国人の投手が投げ、外国人のバッターが打つというシーンが結構あります。それだけ外国人選手が多くなったわけですね。野球は古くから日米交流が盛んな分野です。日本のプロ球団設立のきっかけは1934年の、日米親善野球で来日したベーブ・ルースが大活躍したことによるものです。
日本人最初の大リーガーは、村上雅則さんでした。それ以降 野茂英雄投手、イチロー選手など次から次へ活躍する選手が現れます。大リーグ、日本のプロ野球、どちらにも特長があります。ベストメンバーでの決戦がみたいですね。

ホウレンソウ

2019-04-16 23:57:18 | Weblog
今でも新入社員は「ホウレンソウ」を毎日のように沢山食べていますか?と言っても食べ物の話ではありません。「報告・連絡・相談」の頭文字をとって、報・連・相というものです。入社したころ散々上司から「ホウレンソウ」の大切さを聞かされたものです。部下から必要なホウレンソウが来ないという管理職の話を聞いたことがあります。
改めて「ホウレンソウ」を考えて見ると、報告は縦、連絡は横、相談は集団のコミュニケーションを指しています。風通しの良い組織を目指した言葉でしょう。この「ホウレンソウ」は下から上への一方通行になりがちです。ただそうした組織の危うさも指摘されています。風通しの良い組織の定義に「上司こそ部下へのホウレンソウを積極的に行う」を加えた方がよいでしょう。

幸せの尺度

2019-04-15 23:20:14 | Weblog

私は団塊の世代のよりほんのちょっと前の世代です。その我々の世代は父親による休日の家族サービスはもちろん家族旅行などもなく、商家でしたので毎日が親は労働日でした。その間、子どもは近所の子ども仲間と過ごしたものでした。
それだけに自分に降りかかった大変な状況に直面しても、一人で考えていました。この中で何か楽しいことを探そうと発想を切り替えていました。
人生は自己責任・自助努力が基本。途中までは相談しても最後は自分で決めるべきではないでしょうか。幸せの尺度は自分にしか分かりません。人に迷惑かけない範囲でいい加減に生きた方がいいですね。


春眠

2019-04-14 21:38:27 | Weblog
「春眠暁を覚えず」というお馴染み言葉は中国唐代の詩人、孟浩然(もうこうねん)が詠んだ言葉です。しかし、年齢を重ねたせいか、朝もっと寝ていたいと思うことはほとんどありません。逆に昼頃になると眠くなる「春眠昼下がりを覚えず」というか、眠くなってしまいますから厄介です。自宅にいるときはさっとベッドに横になってしまいます。
常識的に言えば春は緊張するため、眠気を我慢していたら仕事の効率は上がらないために密かに居眠りをする場所を確保する必要があります。しかし今、私が担当している「日曜も歌謡曲」という生放送は正午からですから、生放送中に眠くなってしまいます。ここで眠ってしまったら終わりです。最近の歌謡曲は1曲の時間が長くなっていますから、少しでも眠れますかね(笑)。

2019-04-13 23:39:32 | Weblog

春は新入社員、新入学と若さあふれる一年生の季節です。また無事定年を迎え、悠悠自適の一年生も生まれます。
この悠悠自適は曲者です。段々頼りにすべき肉体の衰えを感じ、さりとていまだ達観できず、ああこれが我が人生かと悩みはじめストレスをため込んでしまいます。そしてこの時期散る桜をみて余計儚さを感じることもあります。新入社員もそうですが、職場を離れたものも、自分を見失いがちな時には、自分を取り戻せる空間や詩、哲学書など独自の「隠れ家」を見つけて浸ることが大切です。
かつて京都での学生時代は身近にそんな隠れ家が沢山ありましたが、なかなか名古屋の自宅の近くには「隠れ家」は見付かりません。近くに誰にも邪魔されずぼ~とする空間、これから季節もよくなりますから、そんな場所を見つけてみたいですね。


ワンダウンポジション

2019-04-12 23:09:20 | Weblog
この四月から初めて部下を持つことになった新米上司さん、頑張っていますか?特に部下に歳上や先輩が入っている場合は、どうも意識が先走り上手くいかないと聞いたことがあります。
こんな状況を乗り切る場合に「ワンダウンポジション」という方法があります。この方法は先輩から教わりますというポジションに立って接するのです。相手に対してしっかりと敬意を示すことです。この方法にはコミュニケーションを円滑にするだけではなく相手からより多くの情報をキャッチする効果があります。ですから「自分が上司だから」という力みを捨てることから始めることも必要ですね。

滞在型

2019-04-11 23:58:07 | Weblog

病院のスケジュール表が病院の各玄関に貼り出されています。そうです。あの十連休の診察予定日です。思ったより各病院とも休みを多くとるようです。その十連休の過ごし方は、やはり旅行が多いでしょう。
その旅行の楽しみ方は日本独特のものがあります。まずヨーロッパでは2週間以上の長い休暇をとり、リゾート地など1ヶ所にとどまって過ごすスタイルが好まれています。一方日本人はできるだけ多くの新しいもの、珍しい事物に触れることを重視し、短期間に多くの場所を旅する傾向があります。例えば北欧なら2、3ヶ国を1週間で周遊するツアーなどが人気です。事前に計画をたてて少ない時間を生かすわけです。
一ヶ所にとどまり時間の流れをゆったりと楽しむ旅行も良さそうですね。