フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

健康十訓

2015-11-20 21:50:02 | Weblog
久しぶりに出会う友人との会話は、どうしても「元気ですか?体調はどうですか?」になってしまいます。昔は仕事がらみの挨拶が多かったものですがね(笑)。
健康に関しては、年令に関係なく、薬局だけではなくスーパーやコンビニでもあらゆる健康食品が並べられています。若い人達には、肥満防止の為に低カロリーの食品が人気のようです。表題の健康十訓もキーワードは「少」です。ざっと並べてみましょう。「少肉多菜」「少塩多酢」「少糖多果」「少食多齟」「少衣多浴」「少車多歩」「少煩多眠」「少忿多笑」「少言多行」「少欲多施」です。なるほどと思うのが圧倒的ですが、少言多行だけはアナウンサーという立場上ちょっと無理かなと思っています。
その他で一番気を付けているのは「多齟」です。よく噛むことは確かに大切です。私達人類の脳が急速に進化した切っ掛けは雑穀類を口にするようになってよく噛むようになったからだそうです。残業の際の小腹減りにはハンバーガーよりも堅焼き煎餅が良いそうですよ。

不時現象

2015-11-19 23:03:49 | Weblog
不時現象という言葉を知っていますか?気象庁の用語で季節はずれに桜が咲いたり、真冬にモンシロチョウが飛んだりする現象のことです。夏から秋にかけて異常な天候が続いたりしたときにその現象が現れるのです。今年はその現象かと思ったのですが、今日、ゴジラエルニーニョなる言葉を聞きました。エルニーニョ現象が特に激しいのだそうです。ですからここまで温かい冬を迎えていて、冬の景色があらゆるところで見せていません。スキー場に雪が無く、冬物衣料も売れていないそうです。
人間は勝手なもので日本には四季があることが誇らしいのは承知していても、夏は暑い、冬は寒いと文句を言い続けています。しかしこうしたらしくない気候に直面すると冬は冬らしく、夏は夏らしいのがやはり良いもんだと思うようになるもんです。初雪が舞うとスキーヤーの心が踊るそうですが、その日はまだまだ先のようです。
そういえば歩く人々の姿勢もまだまだ身体を丸めることもなくシャキッとしていますね。

散歩

2015-11-18 21:05:52 | Weblog
先日、まだ夜明け前に(それでも夜中ではなく午前6時前)運転する機会がありましたが、ビックリしたのは夜明け前からウォーキングというか散歩している人は多いですね。それも年配の方がほとんどです。まあ早く目が覚めるのかもしれません(笑)。但し黒っぽい服装が多いので、運転する方は気を付けなければなりません。
ウォーキングは一人で歩く場合は考えるにはもってこいの時間になります。よく聞く話に作家や学者は歩きながらアイデアを考えたそうです。歩くことで考えを深めることが出来たのでしょう。江戸川乱歩などはよく歩いたそうです。トリックを考えるにはよかったのでしょう。散歩なる言葉は勝海舟が初めに使ったと聞いていますが…。
究極のスキンケアの話があります。それは1日1回「ああ、いい気分」とリラックスする時間を作る事だそうです。ウォーキングは心を解放させるにはもってこいの行動です。こうした時間を持つことでお肌の調子まで良くなれば最高ですよね。

昨日の続き

2015-11-17 23:37:42 | Weblog
新聞のニュースの大半はフランスのテロ事件の関連記事になっています。まず心配なのはイスラム教徒=テロリストではないという公正な判断力を持つことが求められます。次にテロリストたちはアメリカ中枢同時テロ以前とはずいぶん手段が変わって来ていることを理解しなければなりません。以前のテロはレストランなどで爆弾を破裂させ、自分達の存在を知らしめることで自らの主張を認めさせるといった目的を達成しようとしたものでした。それがアメリカ中枢同時テロからは犠牲者を増やす事自体が目的になったような気がします。ですから、その後次々とテログループは我々が目を覆いたくなるような卑劣な行動を繰り返して来ていると思えるのです。
これほどの卑劣な手段を使い、これほど多くの命を奪ってまで伝えようとしている犯人達のメッセージはいったい何なんでしょうか。このメッセージを解読しない限り、どれだけ報復攻撃を加えてもテロの悪循環は断ち切れないのではないのではないでしょうか。その分析に一役日本が買ってみたらどうでしょう。

戦争とテロ

2015-11-16 23:12:51 | Weblog
14年前の9.11。アメリカ中枢同時テロを思い出すようなテロ事件がフランスで起きてしまいました。フランスだけでなく世界中に衝撃を与えています。ISによる犯行声明が出されましたが、メディアを通じてテロ行為を宣伝し人々を恐怖に陥れて動揺と混乱を誘発します。そして人々の不満や不安が社会や政府に向かうことが狙いでもあるでしょう。今回のテロはG20が開かれる前に起こりました。その為にG20では「対テロ戦争」が合言葉となります。
ところで戦争とテロには明確な違いがあります。それは戦争はテロと違ってルールがあります。そのルールは17世紀初頭にオランダの国際学者が提唱し、その後ジュネーブ条約やハーグ条約などで明文化されたルールです。厳密には守られてはいないかもしれませんが、それは「非戦闘員の民間人に対する攻撃禁止」「病院など特定施設の攻撃禁止」です。今回はまさに民間人しかいない劇場やレストランへの攻撃ですから、卑劣なテロというわけです。国際社会が一致して団結しなければならない理由もそこにあります。

修学旅行

2015-11-15 23:07:18 | Weblog
私が担当する東海ラジオの「日曜も歌謡曲」の中で雑談コーナーを設けています。今日のテーマは「修学旅行の思い出」でした。紹介しているとかなり前、半世紀ぐらい前にはクラスが多く、また1クラスの人数も50人超えです。団塊の世代だったでしょうか。バスもぎゅうぎゅう詰め状態です。それだけに役者も揃っています。歌が旨い、話が面白い、など先生が把握していて指名されると個性を発揮してバスの中が楽しい空間に変わります。こうして時を共有した同級生とは同窓会で逢うぐらいしかありませんがね。
さてその修学旅行のエピソード、ガイドさんの案内の名言です。観光案内をして、はっきりと対象が見えた時の台詞があります。「あなた方は運が良いですね。こんなに綺麗な景色が見えるのはあなた方の心がけが良いからですよ」そうです。私達は運が良いのだと納得させれてしまいます。ところが結構、綺麗に見える日は何度もあるそうですから、やはり、上手な台詞の一つでしょう。でもこうした言葉がいつまでも残りますね。

思い違い

2015-11-14 22:18:38 | Weblog
今年も風邪の季節です。私も予防にインフルエンザの注射をしっかりうちました。看護師さんに「今日、風呂に入って良いですか?」と定番の質問をします。「良いですよ」と想定通りの返事です。
ところで風邪をひいたときには「風邪気味だから今日は風呂を止める」とそのまま布団に潜り込みますよね。しかし最近、それは思い違いだと聞きました。この「風邪を引いている時は風呂に入ってはいけない」というのは日本特有の傾向なのですって。日本の居住環境が関係しているからです。かつて日本家屋の風呂場は少し離れた屋外にあることが多かった為にその移動中に身体が冷えたり、温度変化するので入浴を控えましょうという言い伝えが定着したというものです。現在は研究で風邪の時にも風呂へ入っても問題ないとされています。むしろ身体の周囲に付着したウィルスを洗い流す意味でも長湯にならない程度で入浴したほうが良いそうです。シャワーが良さそうです。
一つ注意するのは水分補給をしっかりすることだそうです。はい。

確率

2015-11-13 16:40:40 | Weblog
今日は13日の金曜日です。年間に13日が金曜日になるのは、年に12回13日があるなかで確率は1.7で年に1~3回あります。何と今年は今日で3回目で一番多い年です。ちなみに来年は1回だけです。何故縁起が悪いかと言うと、キリストが13人目の弟子の裏切りで処刑されたのが金曜日だったという説からです。但し日本ではオーメンなどのホラー映画の影響もあるでしょう。
話を確率に戻すとギャンブルに強い人の話があります。勝つ確率は一緒でも、その人ばかり勝つことがあります。その違いは集中力にあります。集中力があるかないかは、話をしてその話に集中しているかどうかでわかります。一つの話で集中出来る人は強いのです。一つの話からすぐ離れて行く人はギャンブルに弱いのです。こうした集中力が欠けた時につきが逃げて行くようです。逆につきに恵まれた時に勝つことがあるので集中力がないことで負けると気づかないのです。こうした気持ちの持ち方が確率さえ支配するのです。

リーダー

2015-11-12 21:41:41 | Weblog
昨日と一昨日は衆参両院で予算委員会の閉会中審査が行われました。この審査は延長された先の国会で成立した安保法や沖縄の普天間移設問題、さらにはTPPの大筋合意などの大問題が目白押しだけに時間が短かったかもしれません。安倍首相自身も丁寧に国民に説明しなければと言っているだけに、余計短かったと思いますね。首相が言動一致かどうかはわかりませんが。
さて、近代の民主政治に於いて本当のリーダーシップは国民を説得する技術があるかどうかです。効果ある説得をする為にはそのリーダーは何が望ましいかビジョンが必要です。そのビジョンと同時にそれを政治的に可能とする枠組みの中で動くべきなのです。ですから国会議員は国会という枠の中で国民にドンドン発信して欲しいですね。野党の議員さんも選ばれた首相の能力を充分発揮出来るように全うな論戦に臨んで欲しいものです。お互いのアラ探しの論戦では、国民が置き去りにされてしまいます。
18才の新選挙権者が納得するやり取りが政治が信頼されるもとになるのです。

兄弟姉妹

2015-11-11 22:21:36 | Weblog
今日、11月11日は中国では独身の日だそうです。一人っ子政策を取る中国では何とも不思議な気がする話があります。かつてその中国では双子の届けが多かったそうです。つまり年の離れた双子が多いのです。この政策の為に、お腹の中の子供が女の子だとわかると堕すことがよくあり、男女の比率が歪になって来ているそうです。この政策も変えることが決まり、歪さも無くなるかもしれませんね。でも独身が称えらると結婚数が伸びないかもね。
ところで兄弟姉妹は良いものです。子供の頃には子供は土、石、水や草木や動物達とぶつかりながら、ねじる、ひねる、のばす、折る、まげる、引っ張る、ちぎる、たたく、投げる、拾う、こうした行為をドンドンしなければなりません。それだけに兄弟という相手があれば、その行為を二人で出来ますよね。実は三人という兄弟姉妹が一番良いですね。何故なら三人はそれだけで社会性が生じると言います。ですから、大きくなって社会に出て順応性が高いのは、兄弟での過ごし方が良いのです。
政策変更で独身が減るかもしれませんね。