フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

耳が痛い

2015-11-29 23:42:15 | Weblog
最近の若い芸能人の名前がサッパリわかりません。先日発表された紅白歌合戦の出場メンバーで名前と顔がくっつくのは半分もありません。これを口にすると周りからの冷たい視線を感じます。
そんな時に次の言葉に出会いました。「一つしか知らない者は一つも知らないということ」。このショックを受けた言葉の主は、明治期の「お雇い外国人」の一人、ウィリアム・グリフィスです。あることを深く知るためには似ているようで異なる他のことも知って、比べつつ考える必要があるという意味だそうです。私は演歌や歌謡曲のことはまあまあ知っていますが、いわゆる西洋の音楽については全くわからないのが事実です。ですからこの言葉に触れてからは、何とも落ち着かない毎日です。出来るだけ演歌、歌謡曲以外の音楽番組にもチャンネルを代えないようにしているのですが、音楽の持つ本来のα波を感じるどころか、ストレスがたまりそうな気さえするのです。
タイトルの耳が痛いというのはずっと我慢して聴いていると耳が痛くなるという意味です(笑)。