フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

階段

2015-11-28 23:46:10 | Weblog
今日は階段話です。怪談の誤りではありませんよ。正真正銘の「階段」です。あるお医者さんが、名古屋の公共交通機関を利用する時は、バスより地下鉄の方が良いと言っていました。もちろん若者に対してではありません。何故かといえば、地下鉄に乗るには沢山の階段を利用しなければならないからです。どうしても年をとると運動不足になりがちです。階段を利用することは多少でも運動不足を解消してくれるからです。
その階段の登り降りの様子を見ていると面白いですよ。それは「階段を登るときは頭を下げて登り、階段を降りるときは体をそらして降りる」ということです。ここに人生の貴重な教訓が含まれていると思いませんか。そうです。人生を登る人というのは頭を低くして歩き、人生を下る人というのは頭を高くして歩きますからね。つまり魅力ある人は光り輝きながらも謙虚さを忘れていないということを気づかせてくれるのです。階段の登り降りの際に自分を確かめて下さい。階段話でした。