フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

不時現象

2015-11-19 23:03:49 | Weblog
不時現象という言葉を知っていますか?気象庁の用語で季節はずれに桜が咲いたり、真冬にモンシロチョウが飛んだりする現象のことです。夏から秋にかけて異常な天候が続いたりしたときにその現象が現れるのです。今年はその現象かと思ったのですが、今日、ゴジラエルニーニョなる言葉を聞きました。エルニーニョ現象が特に激しいのだそうです。ですからここまで温かい冬を迎えていて、冬の景色があらゆるところで見せていません。スキー場に雪が無く、冬物衣料も売れていないそうです。
人間は勝手なもので日本には四季があることが誇らしいのは承知していても、夏は暑い、冬は寒いと文句を言い続けています。しかしこうしたらしくない気候に直面すると冬は冬らしく、夏は夏らしいのがやはり良いもんだと思うようになるもんです。初雪が舞うとスキーヤーの心が踊るそうですが、その日はまだまだ先のようです。
そういえば歩く人々の姿勢もまだまだ身体を丸めることもなくシャキッとしていますね。