フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

土石流

2014-08-21 19:29:05 | Weblog
広島市の豪雨災害のニュースは、日毎に災害の規模が膨らんでいきます。胸が締め付けられる状況です。とくに豪雨によって土石流が発生し、家屋が流されたり、痛ましい人的被害も数多く出ています。
土石流という言葉に出会ったのは、雲仙普賢岳の噴火により、水無川を土石流が下り大きな被害を出した平成3年だったと思います。人の生活を文字通り押し流してしまう土石流、丁度、その後に島原への旅行があり、現場をバスで通りすぎることがありましたが、まさに現場は廃墟といった感じだったのを覚えています。いや、むしろ自然の前にはいかに無力かを知らされた意識の方が強かった気がします。
被災地の航空写真を見ると、流された家屋がどれだけ山側に入り込んでいたかよくわかります。ということは、山を削って宅地にしたわけですから、どこか危険と隣り合わせだったのでしょう。開発という名前はよくても結果自然を侵していることにはかわりありません。自然とのバランスを崩してしまったのかもしれませんね。共存とは何が必要なことか考える時期でしょう。

ど忘れ

2014-08-20 23:57:59 | Weblog
今朝がたも病気でないのに病気を装う「仮病」という言葉が出て来なくて「偽病」とか「嘘病」などを検索して、ようやく「仮病」を思い出しました。こういう当然知ってるのに思い出せないときに「ど忘れ」と言います。
ここまでが前段です。仕事がら毎月、カラオケ雑誌の「カラオケファン」を愛読していますが、作詩の勉強コーナーがあり、世相の動きなどが、詩の中に見えて面白いと思うことが度々あります。その投稿された詩の中の大阪ものには、結構「ど阿呆」という言葉が登場してきます。さてここからが本編です。先ほどの「ど忘れ」と「ど阿呆」の「ど」は一緒でしょうか。
結論は違います。「ど忘れ」の「ど」はある時ふと忘れるという言葉で「度忘れ」という漢字を書きます。また、「ど阿呆」の「ど」は程度が甚だしいという意味です。しかも肯定的、知性的な言葉には余り使いません。「ど賢い」「ど素敵」なんていう言葉にはならないのです。そしてもうひとつの決定的な違いは「ど阿呆」の「ど」の漢字はないのです。雑学の端に加えて下さい。

誕生日

2014-08-19 23:41:55 | Weblog
今日は大好きな前川清さんの誕生日です。会社に着いてまず、おめでとう電話。元気な声が聞けました。大阪の新歌舞伎座の座長公演の千秋楽でしたから、余計元気だったかもしれませんね。その中で来年の後半には中日劇場での座長公演があると聞き、余計嬉しくなりました。
さて誕生日には最近はメールでおめでとうが多くなりました。誕生日に御祝いのメッセージを貰うのは自分の存在が認められたようで大変嬉しいものです。誰にも誕生日があるわけですからこの日をお互いの絆を強める日にする工夫をした方が良いです。その為に出来るだけ知り合いの誕生日を取材する必要があります。数が多くなると記憶にとどめることが難しくなりますから、そこで誕生日手帳をつくるのです。毎日その手帳をチェックしてその日に連絡をとるのです。自分の誕生日を覚えてくれていたことの喜びは何物にもかえられません。是非実行して見て下さい。その手帳が自分の貴重な財産になります。

味噌汁

2014-08-18 22:39:36 | Weblog
珍しい言葉に出会いました。「腹持ちいい」です。JA全中が実施した朝食に関する調査で、ご飯をよく食べると答えた割合がパン食よりも多いというデータの中で、ご飯は腹持ちが良いというものです。それも20代の若者がです。私ももちろんご飯党です。腹持ちというよりも、ご飯が一番お腹が落ち着くからです。三食ともご飯でもいいのですが、回りから炭水化物のとりすぎと冷たい目で見られることも度々です。典型的な日本人ですからね。
さてご飯と言えば味噌汁です。名古屋は赤だしですか。かつて担当番組の中で、味噌汁の具は何が一番好きかとアンケートをとったことがありましたが、まあ、色んなものがあり
ました。その中で「玉ねぎ」という回答があり、私は経験がなかったのですが、世間では当たり前のようでしたね。まわりの人達も、玉ねぎあるよ、あるよ、の大合唱でした。ワカメ、豆腐、あぶらげなどが主流の我が家では玉ねぎの選択肢はなかったのです。お袋の好き嫌いによるのですかね。母の力は偉大なり。

女子力

2014-08-17 23:55:21 | Weblog
日本政府の施策によると2020年までに女子の重要な立場に存在するパーセンテージを30%にするというのがあります。現在のところその数字にはほど遠いものです。各国では女性トップが次々に登場しています。アメリカも次期大統領候補に、クリントン氏が噂されています。日本で、女性首相誕生は何時になるでしょうか。
ところで私は今日、ホテルでのディナーショーの司会をしてきましたが、客席はとみるとこちらは圧倒的に女性が多い状態です。劇場公演でもそうですし、日本の文化、芸能は女性でもっているといっても過言ではありません。つまり女子力が高いですね。グローバル化というのは、それぞれの国の文化や習慣をお互い理解することでもあります。逆に言えば、各国との外交でも自国の文化を語ることが必要なのです。そうして見ると外務大臣はじめ、各国と折衝する大臣は女性の方が良いかもしれませんね(笑)
。安倍内閣の内閣改造が囁かれていますが、女性大臣は何人入閣するのか注目したいですね。

大文字

2014-08-16 22:53:47 | Weblog
京都のお馴染みの風物詩、大文字送り火です。一画が約70メートル、二画が155メートル、三画が125メートルという巨大な大文字にあかあかと火が燃やされるのです。大文字の送り火は五山送り火の一つで他に「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」があります。時間にして僅か30分足らずの行事ですが、大変多くの見物客で賑わいます。大学時代、京都に住んでいたにもかかわらず、夏休み中とあって帰省先の名古屋でテレビのニュースを見るくらいだったのは、残念至極でした。
しかし、送り火の当日でなくても、知り合いが京都を訪れた際には、京都東山の如意ヶ岳の大の字を教えると、もの凄く感動してくれます。ということはそれほど大文字送り火が全国的に有名な行事だということですね。四条河原町の交差点で祇園祭の山鉾がここを直角に廻るところだよと紹介するだけで普通の交差点なのに喜ぶのです。もちろん山鉾なんてありませんよ(笑)。
ところが、わが故郷名古屋では、こうした紹介が出来る場所があるでしょうか。そうだ、東海道53次の熱田の「宮の渡し」はどうでしょう。

花火

2014-08-15 21:10:02 | Weblog
アメリカ大リーグの中継を見ていて気付いたのですが、日本のプロ野球との違いがあります。それは日本はゲーム中にもかかわらず、野球のプレー以外にも数多くのイベントがあります。チアガールの演技やボールの投げ込み、スタンドでのダンス大会、神宮球場では花火さえ打ち上がります。大リーグはプレー中心というように受けとれます。それはそれとして、日本の花火は綺麗ですね。応援するチームが勝っている段階では花火って良いなあと思いますが、負けている場合は早くゲームを始めて欲しいと思うのは私だけでしょうか。
さてこの花火、日本に入って来たのは16世紀ですが、日本の現在の技術は世界有数の優れたもので、とくに丸く開く花火は日本の独創だそうです。次々と弾ける大輪は素晴らしいですよね。一方、浴衣がけの子供達が楽しむ線香花火のけなげで可憐な様はまたまた風情があります。線香花火を囲んでいる家族を見ているとこの家族は温かい家族だなぁと思ってしまいますね。休みの最後ぐらいは子供達と花火はいかがですか。

ラジオ体操

2014-08-14 23:24:17 | Weblog
会社が休みだと朝寝坊が普通だったのに、この歳になると、つい、いつも通り目が覚めてしまいます。そう言えば昔は夏休み、起きたくないのにラジオ体操の音で目が覚めてしまったことがありました。最近はというと、町内のラジオ体操も全くなくなったような気がします。どこも同じでしょうか。我が家の子供の頃は今年こそ皆勤賞をと子供の尻を叩いて送り出したものですが。むしろ夏休みに限らず、老人のグループが一年中、ラジオ体操を行っているようですね。
1951年に作られたラジオ体操は現在に至るまで動きもリズムも変わっていません。それだけに身体が動きを覚えていますから、すぐに思いだすことが出来ます。私もCDに入れておいて時間があれば、身体を動かしています。いつでも出来ますからね。ハードな運動こそ出来ませんが、ウォーキングとラジオ体操ぐらいは出来るだけチャレンジしておくのが良いと思いますね。究極のエクササイズとしてのラジオ体操を家庭に取り入れてみると、身体の調子が良くなりますよ。

お盆休み

2014-08-13 23:25:03 | Weblog
今日からがほんとのお盆休み。今さら旅行なんてという人は寝正月ならぬ「寝お盆」でしょうか。せめて通勤日に歩く距離ぐらいは歩かなくてはいけません。それと通勤には名古屋の地下鉄を利用することが多いわけですから、階段の上り降りをウォーキングのコースに加えた方が良いですね。多少の息切れがあろうともです(笑)。
息切れで思いだしましたが、かつて「10年前の体力を得られるならば、いくら支払えるかとの問いに40代のほぼ5人に1人が50万円以上出しても若返りたい」というアンケート結果がありました。今、同じように問いかけられたら私はもっと支払っても良いと思いますね。そんなはずはないと思っても一年毎に体力は衰えていくものです。だから10年と言わずに20年、30年でも若返りたいです(笑)。今は年齢のことを何も考えずに過ごしている若者達に「良いねぇ」と心の中でつぶやいていますが、若さは一番の宝、大事に目一杯楽しんだり、仕事をしたりして欲しいです。我々も今日が一番若いとして頑張りますよ。

こだわり

2014-08-12 20:58:25 | Weblog
お盆シーズンともなると町中に他府県ナンバーの車が多くなります。今日も札幌ナンバーを見て遠くから来たんだなあと、自分が運転したのではないのに特別な感慨が胸を横切ります。
ところで、今、気付いたのですが、何故、他都道府県から来た車と言わずに他府県と言ってしまうのでしょうかね。都は一つ、道も一つと少ないからでしょうか。こだわると気になって仕方ありません。仕事柄どうしても言葉にはこだわりが多くなりますね。
こだわりと言えば最近減りましたね。店員さんのレジでの言葉です。「五千円からお預かりします。」良く言われましたよ。減ったのは何よりと思っていましたが、依然として使われている言葉。居酒屋で「お料理の方はいかがなさいますか?お酒の方はどうしますか?」思わず「ほうほう、そうですねぇ」と答えそうになりますね。そうそう、ハンバーガーショップ、家族分を買い求めたのに「こちらでお召し上がりですか?」も相変わらず続いています。こだわる私がしつこいのでしょうかね。