フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

居酒屋

2014-08-28 23:51:19 | Weblog
歌謡曲の世界では、居酒屋が付いたタイトルの曲が数多く出ますね。男女の愛憎の舞台となりやすいのでしょう。しかし、昨今の居酒屋風景には変化が表れています。先日もちょっと寄って見ると、休日だったせいかもしれませんが、小さな子供連れの家族が結構入っていました。
そういえばテレビでやっていました。居酒屋を利用する家族を「いざか族」と言うそうですね。両親はビールを楽しみ、子供達はポテトやサラダを食べています。考えて見ると居酒屋のメニューは豊富ですよね。最近はお母さんも働きにでる機会が多くなり、せめて休みの日だけは、お母さんもほんとの休みをとりたいと足を運ぶのかもしれませんね。
心配なのは、店の中がかなりやかましいので、楽しい話をしながらの食事が楽しめるかなあということと、メニューが豊富なのでおひたし、魚や野菜の煮物、芋のにっころがし、など我々がお袋の味と称しているものが当然メニューにあります。心配というのは、こうした味を将来、子供が思い出すときに「居酒屋の味」になってしまわないでしょうか。