フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

夏と秋

2014-08-23 23:58:01 | Weblog
猛暑の夏もそろそろ峠を越えて、夏と秋の同居の季節を迎えました。季節が色濃く出るのは食卓かもしれませんね。先日もあるところで夏の鱧と秋の松茸が同居していました。こうした同居が楽しめるのも季節の変わり目だからですね。その他にもデパートの衣料品売り場も同居が始まっています。夏物と秋冬物がところ狭しと並んで競いあっています。流行にこだわらなくなった我々にはチャンスの季節と言えるかもしれません。
季節の同居と言えば学生さんの制服に同居の期間があります。バラバラの制服というのが面白い時期ですね。さて演歌歌手の着物の季節物はどうなっているでしょうか?絽の着物は9月まではよさそうですし、紗は8月中旬頃までと言われています。もちろん下着との兼ね合いが必要だそうです。
こうして見ると日本人は季節に非常に敏感なことがよくわかります。とくに季節の先取りが好きで、初ガツオはじめボジョレーなどは競ってあえて高値にします。こうした季節感は大切な日本人の資質ですから、守っていきたいですね。