今月は仲の良い歌手の前川清さんが御園座で公演中という事で、取材を兼ねて観劇してきました。インタビューの内容は3月31日の午前2時からの東海ラジオ「ミッドナイト東海21」で聴いて下さい。
さて、劇場へ行っていつも感心するのは役者さんを盛り上げる掛け声、いわゆる「大向こう」です。元々「大向こう」というのは芝居小屋の三階正面席の事で、そこに座るお客様も大向こうといいます。
「大向こうを唸らせる」という言葉がありますが、これは大向こうの席が安価で、何度も通う事が出来る、いわゆる芝居通が多くいます。その人達を感心させる事をいうわけです。天井桟敷と呼ぶ事もあります。今日も大向こうから前川さんや梅沢富美男さんに掛け声が飛んでいました。
ところで私も実はこの御園座のステージを歌手(?)として立った事があります。それも切穴(すっぽん)から登場したのです。すっぽんというのは花道の舞台寄りに七三の位置に作られている舞台下からせり上がってくる装置の事で、役者が首を出す瞬間がすっぽんに似ているところから命名されたようです。
ほんの短い時間のせい上がりですが、心臓がバクバクしたのを覚えています。まあ緊張の中にもいい経験をさせてもらいましたが、もし掛け声でもかかったら瞬間に歌詞が飛んでしまったでしょう。
そんな事を思い出しながらの観劇でした。
さて、劇場へ行っていつも感心するのは役者さんを盛り上げる掛け声、いわゆる「大向こう」です。元々「大向こう」というのは芝居小屋の三階正面席の事で、そこに座るお客様も大向こうといいます。
「大向こうを唸らせる」という言葉がありますが、これは大向こうの席が安価で、何度も通う事が出来る、いわゆる芝居通が多くいます。その人達を感心させる事をいうわけです。天井桟敷と呼ぶ事もあります。今日も大向こうから前川さんや梅沢富美男さんに掛け声が飛んでいました。
ところで私も実はこの御園座のステージを歌手(?)として立った事があります。それも切穴(すっぽん)から登場したのです。すっぽんというのは花道の舞台寄りに七三の位置に作られている舞台下からせり上がってくる装置の事で、役者が首を出す瞬間がすっぽんに似ているところから命名されたようです。
ほんの短い時間のせい上がりですが、心臓がバクバクしたのを覚えています。まあ緊張の中にもいい経験をさせてもらいましたが、もし掛け声でもかかったら瞬間に歌詞が飛んでしまったでしょう。
そんな事を思い出しながらの観劇でした。