フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

漢字

2009-02-13 22:04:48 | Weblog
麻生総理に漢字検定協会と、今年も漢字の話題に事欠きません。特に漢字検定協会の黒字額を見せ付けられると、漢検ブームが実感させられます。ワープロ機能の普及で文字を書く習慣が減った事により漢字に馴染まなくなったと思いきや、ある分析では変換しやすくなった事から漢字に親しみやすくなった様です。
私はこの日記を毎日、最初は手書きで書いていますので多少漢字に馴染んでいるつもりですが、それでも当たり前の漢字を忘れてしまっている事が多々あります。こうした時に記憶からたぐりよせる手段として漢字は表意文字である事を思い出すのです。
漢字そのものを覚えたり、読んだり、書いたりが難しくても、由来や意味そして成り立ちを知っていると早く思い出す事が出来ます。もともとアルファベットそのものには意味がありません。しかしそのものが意味を表現している漢字で言葉を覚えると、言葉の理解度が速くなるともいわれています。簡単な例では、木が沢山あるから森ですね。東という字は木の中に日があり、太陽が昇っていく様子で、太陽は東から昇るところから東になったと記されています。こうした成り立ちを暇にあかして探ってみるのも面白いですね。
ところで今日の日記を書こうと思った2つの漢字は「凄い」「糞」です。「凄い」の冫(ニスイ)は冷たいをあらわしますから冷たい妻が「凄い」のですね。そして「糞」は米が異質なものに変わると「糞」になる、これも道理だと感心したのです。
漢字って面白いですね。