フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

旅の楽しみ

2008-05-07 20:08:33 | Weblog
大型連休もすんで今日からまた日常の生活に戻りました。この頃から5月病にかかる人も多くなるのです。連休中の楽しさが大きければ大きい程、この病の進行を進めるかも知れませんね。
楽しみに1つに鉄道を使っての旅行をされた方もあるでしょうか。日本最初の鉄道が品川~横浜間で開通したのが1872年の今日です。鉄道唱歌では「汽笛一声新橋を~」と歌いだすのに、何故品川かと思ったのですが、今日は仮の開業で、正式開通が同じ年の9月12日の新橋~横浜間だったそうです。いわゆる陸蒸気たる鉄道がスタートしたのですね。
29キロを2年以上かけて作られたわけですが、開通を迎えた新橋停車場の前には沢山の紅提灯が吊るされ、舶来のローソクの箱が山のように積んであったそうです。
仮営業のこの日、品川駅では忘れ物が相当沢山出たそうですが、それは下駄です。下駄をホームに脱いで車内に入ったわけで、日本人らしさがうかがえるエピソードです。
ところで旅の楽しみといえば駅弁です。一昔いや二昔以上前は停車駅につくと「弁当!弁当!寿司にサンドイッチはいかがですかぁ?」と立売りの声が聞こえてきます。プラットホームで待っていたお弁当屋さんがお弁当を入れた箱を肩からさげて列車の窓ごしに売りに来るのです。
子供の頃はお金のやりとりが短い停車時間に出来るのかなぁ、大人はすごいなぁと感心したのですが、実際に自分がやってみると結構停車時間が長いものだと思ったものです。
こうした窓から駅弁を買う楽しみが消えたのは残念です。窓を開閉しないのも冷暖房が逃げない為の省エネとか。
理屈ではわかっていてもねぇ・・・。

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