藤田まことさん

面白かったですね。楽しかったですね。テレビで日曜日の6:30がこんなに待ち遠しかったのはプロレス中継ぐらいでしたかね。
昭和37年の今日からはじまった「てなもんや三度笠」　昭和43年3月31日まで7年間放送されましたが、確かに面白かったです。
あんかけの時次郎役の藤田まことさんと、珍念という小坊主役の白木みのるさんの長短コンビの道中記は、かけ値なしに笑えました。特に大阪での視聴率は楽に50%を超えたそうですよ。
そして何といってもこの番組から何人ものお笑いスターが誕生しました。「チョーだい」の財津一郎さんをはじめ、平参平さん、原哲夫さん、茶川一郎さん達が全国区になっていきました。
いまだに忘れる事の出来ないのがCMですが「俺がこんなに強いのも当り前田のクラッカー」　このセリフは日常の会話の中でもよく使われました。
それ程の有名な番組に出ていらっしゃった藤田さんと、後に仕事をご一緒させていただく機会が多くあったのは、大変なうれしい思い出になっています。私などにも腰が低く、丁寧な挨拶をされる素晴しい俳優さんです。
その藤田さんが、先日食道に腫瘍がみつかって六月の舞台を降板するというニュースが流れました。早く回復して、また素晴しい演技をみたいものです。笑いは健康に良いということですから、「てなもんや三度笠」をご自身でごらんになったらいかがでしょうか。きっと回復が早くなると思うのですが・・・。