フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

名古屋場所

2009-06-29 18:28:05 | Weblog
夏の風物詩、大相撲名古屋場所に備えて、大勢の力士達が名古屋入りしました。ビンツケ油の匂いが夏の風に乗って届くようです。かつては一度は場所に出かけて応援したものですが、最近はもっぱらテレビ観戦になりました。テレビと実際の違いは確かに力士は大きいということです。中でも小錦さんの大きさは半端ではなかったですね。
今場所の見所は何と言っても、大関、日馬富士の綱取りですね。もし綱取りに成功すれば横綱3人ともモンゴル出身となります。相撲ファンとしては日本の力士に横綱がいないことは本当に残念です。よくその理由を話題にしますが、返ってくる言葉に「ハングリー精神を失ったから」があります。日本はもともと高い勤労意欲がありましたが、経済界を含めて、特に80年代に心地よく過ごし、ハングリー精神を失ってしまったことに比例して、相撲界も成長が止まってしまったのではないのでしょうか。
まあ全てを環境のせいにしては始まりませんが、すべてに我々は好奇心を失ったのかもしれません。子供たちは歳をとるごとに無感動で保守的になってしまった大人達の真似をしているのです。
いまからでも遅くないでしょう。能書きを垂れるだけでなく行動しなければ何も得られないという姿勢を徹底させることです。

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