フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

対岸の火事

2016-01-22 23:30:28 | Weblog
今年に入ってから、世界のどこかでテロ被害が起きています。人、物、金が簡単に国境を越える現在、対岸の火事という言葉は死語と言ってもいいかもしれません。今や国境を越えて一体感を共有する時代だからです。中国経済の減速から始まった感のある世界同時株安もその表れでしょう。すべての国々が一体感を共有することはもちろん大切で、それが出来なければ人類も終わりです。
もう少し小さな区域に絞ってみると、逆に一体感は全く感じない現象が起きているような気がします。自分だけの世界に没頭する。他人のことは目に入らない、いかがですか?つまり、何かことが起きた時は自分に関係のない場合は対岸の火事になっているのです。一体感は身のまわりからスタートし、徐々に範囲を広げていくことが必要です。最近は見知らぬ人と話すことさえ、何かよくない関わりが出来るのではないかと後ずさりする傾向にあります。
私は新しい人と一日一人でも会話が出来たらその日をラッキーデイと位置づけます。対岸の火事という言葉はもちろん死語にしています。

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