フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

四季の歌

2015-02-05 21:54:34 | Weblog
先日、私の番組のゲストに作詞家の荒木とよひささんに入ってもらいました。3000曲を超す作品をものにしていらっしゃいます。作詞家だけでなく作曲をしたりさらに歌手としても最近は活動されまさにマルチに活躍されています。
「四季の歌」は誰もが一度は口ずさんだことのある作品ですね。これは荒木さんの作詞、作曲なんです。この詞をみると春夏秋冬、まさに平等に書き上げてありますが、我々は季節に対する感情はどうも平等ではないような気がします。その証拠に「春を待つ」という言葉があります。冬の終わりにいよいよ近づいて来る春の足音に耳を傾け、1日も早く冬から逃れたいという気持ちの言葉です。「春惜しむ」「秋惜しむ」など春や秋に対しては行く時を惜しむ情が濃いのですが、その点、厳しい冬に対しては冬が行きそれを惜しむ気持ちなないようです。四季の歌には、冬を愛する人は心広き人、根雪を溶かす大地のような僕の母親とありますが、冬の寒さがすべてを育てる基になるように母親の深い愛情と広い心が子供を支えているのでしょう。

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