フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

五風十雨

2016-03-24 23:57:08 | Weblog
時代はすすんでも、季節の歩みや自然と人間のかかわりは変わることはないと思っていましたが、このところの気象状況からこの考えも変わるのではないかと思えてなりません。五風十雨。五日に一度の風が吹き、十日に一度の雨が降るのが気候と季節の順調な歩みであるという言葉ですが、これもピッタリと当てはまらなくなってしまったようです。各地から桜の開花が伝えられていますが、軒並み平年より早くなっています。
地球の生態系が相互依存の関係はよく知られています。ある命が別の命を育み、その別の命がまた別の命を生かします。自然とは大きな大きなバランスです。我々が理解する範囲外の絶妙な調和でもあります。そして人間もその一部です。生きるは他に生かされ他を生かすことです。となるとこの調和が崩れてくると、自然の持つバランスにまで影響されてしまいます。その前兆が今、現代ではないかと思えるのです。現実の状況に対処することも大切ですが、今こそ地球の全人類が、根本から原因を探り、地球を元に戻さなければ、子供達に申し訳ないと思います。

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