フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

国民性

2010-06-22 23:14:25 | Weblog
よく言われる言葉「サッカーは国民性を映す鏡」があります。前監督のオシムさんは「考えよ」という著者に、日本人について『負けることの悔しさを正面から受け止めない』とか『責任を他人に投げてしまうことに慣れすぎている』と書いています。「そうだ」という人や「そうかなあ」という人に分かれるでしょうね。私は後者です。
この判断を国民性として記述したとしたら、負けることの悔しさをもろに受け止める人が多いのを知らないのではないでしょうか。そもそも国民性というのは科学的分析の上で言われるわけではありません。例えばよく「日本人は礼儀正しく、勤勉である」といいますが、一度、電車の中の通勤風景を覗いてみて下さい。そこここに、自分だけが良ければの姿勢が見られます。残念ですが。時代とともに変化しているといわざるを得ません。
ただ組織の中での性格は相変わらず「協調性第一」は変わっていません。自分の評価で「協調性が無い」といわれるのを恐れる気持ちが強いのです。
それはともかくオシムさんの評価が当たっているかどうか、大相撲の不祥事を協会などがどう処理するかで見えてくるでしょう。ここでも当たっていないことを期待します。

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