フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2018-02-12 23:59:53 | Weblog
今日のラジオの番組でPHを務め「五感」の話をしてみました。五感をおさらいすると〔視覚〕〔聴覚〕〔味覚〕〔嗅覚〕〔触覚〕の5つです。つまり二つあるものです。味覚に関しては、二枚舌を例に引きました(苦しい)。二という数字は対となって互いに補完し合うことで新しい価値を創造するという一面を持っていますが、陰陽思想では陰とされ、余り縁起の良い数とはいえません。その縁起が良くない数なのに、何故、神社の拝礼の作法は「二礼二拍手一礼」が基本になっているのでしょうか。
実は二という偶数を用いることで神々ではなく人間が祈りに来ましたと伝えるためだと言われています。また、古来、神に捧げる食事は柏の葉を編んだ食器を用い、神々に食事を捧げる合図として二拍の手打ちをしたそうです。このように二は神に願いを捧げる合図だったため二礼二拍手をするようになったと言われています。
2月、8月は不景気とよく言われますが、景気が良くなるためには、二拍手をして神にお願いするしかないでしょうか。