フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

眼差し

2017-12-28 23:15:37 | Weblog
かつて、海外に長く勤務して帰国した友人がポツリと洩らした言葉『日本人の視線が冷たくなった』。特に若者の視線だそうです。もともと日本人はおもてなしという言葉があるくらい、温かく人を迎える精神があり、笑顔になったのです。
それが視線が変わったととられかねない とは、生活環境の変化に繋がっていくのでしょう。テレビゲームから始り、ゲームセンター、スマートフォンと他人に関心のない冷たい視線を育ててしまったのです。いや、私が更に感じるのは、視線が冷たくなったというより、視線を交わさなくなったと言った方がが良いでしょう。となると温かい眼差しを向けるどころではありませんね。
あと三年、そう東京五輪です。日本人本来の人間性である温かい眼差しで外国からの観光客を迎えることを今から心がけなくてはなりません。本来の日本人を取り戻すために、スマートフォンから目を離す時間をもっともっと増やすようにすべきです。