フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

忠臣蔵の季節

2017-12-01 23:24:25 | Weblog
12月に入りました。クリスマスと歳末の話題と共に、テレビドラマでも忠臣蔵が取り上げられることが多くなります。私が子供の頃からこの現象は変わっていません。となると、吉良上野介は悪役として表現される12月になるわけです。地元愛知県の吉良町では歯がゆい思いをする月にもなるわけですね。
ところで、この吉良上野介という殿様は名君だったという説もあります。歌舞伎や時代劇では赤穂浪士47人が仇討という主君への忠義を示した側の方が人気が出ると考えたからでしょう。実際には刃傷事件が何故起きたかは長年の謎になっています。
近年は吉良上野介は名君だったとして再評価の動きが高まっています。最初に言ったように、我々は上野介悪役が刷り込まれ、中々イメージを変えることは難しいわけですから、もし名君説が高まっても一つのドラマとして楽しめば良いのかもしれません。