フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

花道

2017-07-27 23:41:21 | Weblog
歌舞伎の花道というのは劇場の客席左後方から舞台まで延びる道のことです。役者が登場したり、引っ込んだりする場面は、何らかの仕草や見得をするなど華やかな見せ場となることから、惜しまれて引退することを「花道を飾る」などの言葉を使います。
さて最近の政治家はもちろん、スポーツの世界でも、惜しまれて引退する人が少ない感じがします。まだまだ出来るのに、最後の大活躍を機に引退というというケースはほとんどありませんね。レジェンドと言われたドラゴンズの山本昌さんが思い浮かびますが。
今の政治家の活動を見て、花道を進んでいる政治家はいるんでしょうか。厳しいかもしれませんが、政治家は人間性を含めてすべてジャンルで我々国民が憧れる存在でなければなりません。ですから、花道で見得をきる必要はありませんが、国民の為にこつこつと実績を積み上げてこそ花道を飾ると表現がくるのではないでしょうか。