フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

縁側

2017-07-20 23:58:19 | Weblog
高齢になり外出の機会が少なくなると、よく「後は縁側で日向ぼっこか読書か」なんて自嘲気味に言うことが多いですね。昔は縁側でご近所の人たちとお喋りをすることがよくありましたが、最近はこうしたお喋りもほとんど見られません。というのも新建築の家で縁側を作ることが何故か少なくなっています。縁側は部屋と部屋をつなぐ廊下の役目がありましたが、住まいの洋風化や規格住宅の普及のほかバリアフリーの為、段差が敬遠されることから、縁側がなくなっているのでしょう。近所付き合いが減ったのも縁側が減ったことと関係があるかもしれません。
しかしこの縁側は使い方によっては生活の質を高める為にうまく利用出来ます。冬場では、お年寄りのサンデッキとして使ったり、第二の玄関として活用したり出来るからです。まあ、将来車椅子を使うことを予測して周辺の部屋と段差をつけないことと奥行きを十分とることですね。
縁側はひらめのエンガワだけではありませんね。