フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

自意識

2014-05-10 22:08:50 | Weblog
最近発売された楠木新著「人事部は見ている」(日経プレミアシリーズ)の中に『人は自分のことを3割高く評価している』という記述があります。これを見て、謙遜する人物が普通である世の中との接触の仕方はまあ、ある程度装おっているのだと納得出来ます。裏付けるデータを上げて見ましょう。その1は、自分が写っている写真を見て「私、写真写りが悪いの」と呟く女性の多いこと、何とあるテレビ局のカメラマンによるとその数値は8割にものぼるそうですから、相当な自意識過剰ですよね(笑)。次にかつて易者さんに聞いた話からです。誰もが納得する易者言葉があるそうです。それは「貴方は本当にいい人なのに、周りからそれが理解されていませんねぇ」と言うと、皆さん必ず「そうなんです」と喜んでくれるそうです。易者さんを頼るのはやはり身のまわりになかなか理解されない出来事があるからでしょう。ですから、前述の言葉が発せられると、この易者さんはすごいとなるのでしょうね。
この例からも、まずは自分の非よりも他人が悪いとなる自意識なんですね(反
省!)。