フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

洗濯

2014-03-17 17:56:15 | Weblog
冬には部屋の奥まで差し込んでいた太陽の光が窓辺に移ってきたため、日差しも強まり、洗濯物が早く乾く季節になってきました。
洗剤業界には「ひと照り3000トン」という言葉があるそうです。つまり、晴れて太陽が顔を出せば多くの家庭で洗濯をします。その時に洗剤が多く使われることを意味します。それくらい主婦にとっては嬉しい季節であるわけです。いや、あったと言ったほうがいいかもしれませんね。
というのは日差しが強くなっても相変わらず雨ふりの日のように洗濯物を部屋の中に干している家庭が多く見られるからです。そうです、花粉症の季節でもあるからです。花粉症の症状を持っている主婦は、からからに乾いたとしても、たたむ際に堪らないほど苦痛なんだそうです。ですから太陽の日差しが飛び込む部屋窓際に洗濯物を干すのです。
昔の洗濯指数では風が強いと指数があがりましたが、今では風が強いと花粉が洗濯物によくくっついてしまうのです。ままならぬ現代病なんですね。春を待ちわびる気持ちに水をさす現象です。