フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

長門勇さん

2013-06-06 22:39:20 | Weblog
大好きだった俳優のお一人の長門勇さんが81歳で亡くなられました。残念です。三匹の侍以来長門さんの演技を楽しませて貰いましたが、彼に脚光が当たったのは岡山弁の「おえりゃあせんのう」が流行語となってからでしょう。この流行語を使ってユーモラスな雰囲気で茶の間を魅了しました。私個人の感想では、長門さんの立ち回りは一級品だといつも思っていました。立ち回りのシーンになると長門さんは間違いなく二枚目となっていましたよ。
ところで、方言を使える役者さんはきっと地元の皆さんはオラが国のスターだと思う気持ちが強いでしょうね。方言には歴史の息吹が潜むとも言いますから、故郷の歴史も肩に背負っての演技になりますからね。ところが残念ながら我が名古屋弁が台詞回しの中心になったドラマは戦国時代の歴史ものぐらいで現代劇ではほとんど登場しません。渋い俳優さんが味のある名古屋弁でドラマを盛り上げてくれると流行語も含めて名古屋弁が市民権を得るかもしれません。
いでよ、名古屋の長門勇さんが、と言いたいですね。