フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

マーガレット

2013-02-07 19:00:07 | Weblog
関西落語の大立者の六代桂文枝さんが桂三枝として、司会業に大忙しの頃のキャッチフレーズは「窓辺のマーガレット」でした。その時は何も思いませんでしたが、今、マーガレットが持て囃される状況を見ると三枝さんは先見の明があったなとつくづく思いますね。
というのもこのマーガレットは受験生にとっても縁起がいい花で、なぜなら「盛りを過ぎても花びらがなかなか落ちない」からです。香川県のマーガレット生産農家が地元の中学生に「受験頑張って」と、この花束を贈ったそうです。つまり年齢では人生の盛りを過ぎても三枝さんは文枝という大名跡をついでますます活躍をされているわけですから、このマーガレットの特性を知っていたのではと感心するのです。
サラリーマンですと、定年までが盛りとすれば、どうしてもその後は落ちるに任せる感じになりますが、マーガレット風の生き方なれば、定年後も現役時代と同じように活躍出来るということですね。多分そういう人は、その現役時代にマーガレットに相応しいものを身につけたのでしょう。
現役の皆さん、是非今のうちにマーガレットになって下さいよ。