フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

処暑もすぎたが……

2012-08-24 22:45:55 | Weblog
暑気退かんとすという意味の「処暑」も昨日過ぎましたが、暑さは変わりませんね。ここ数年の夏の暑さはちょっとびっくりしています。数字的には確かに平均気温は上がっていますが、私の子供の頃も暑い、暑いという報道がいつもなされていました。記憶があるところでは、暑さの表現にアスファルトが溶け出したという言葉がありました。日常の履物が下駄でしたから、下駄がアスファルトにくっつくこともありました。暑い夏だったですね。それは「喉元過ぎれば」のように過ぎてしまえば忘れてしまうのが人間で今の暑さが圧倒的な暑さだと思ってしまうものです。処暑が処暑らしくなく過ぎました。
9月7日には「白露」がやって来ますが、この意味の<気界冷露白し>とはとてもならないように思えます。部屋の中の生活は人類の知恵によって、快適さを継続することは出来ますが、自然の変化を自然の中で遮ることはできません。それぐらい自然の力は凄いということですね。このことからも自然を侮ること勿れは常に国民の座右の銘としていなければなりませんね。