フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

甲子園

2012-08-21 13:05:20 | Weblog
甲子園での高校野球も間もなく大詰めを迎えますね。野球での甲子園は普通ですが、その他甲子園という言葉は全国大会という意味に用いられることが多くなりました。その一つに「俳句甲子園」があります。これは高校生が俳句の腕を競い合うものです。甲子園と名がついていても、兵庫県ではなくて愛媛県の松山市で行われたわけですから、やはり甲子園というのは全国大会の意味になるわけですね。
この俳句の決勝戦は5人の対抗戦で行われ、地元の松山東高校が優勝しています。特に審査員の評価が高かった作品は「背景の なき向日葵や 爆心地」という広島の原爆をテーマにした句でした。負けて三連覇を逃したのは東京の開成高校ですが「一句一句に込める思いは後輩が受け継いでくれる」と先輩が語っています。この一句を一球に変えれば本場の甲子園で戦う球児達にも言える言葉ですね。
この思いを込めるという気持ちを、是非国会の先生方に受け取って欲しいものです。激しい選挙戦で選挙民に対して語った思いを今もしっかりと胸に刻んでいるでしょうか。あの時に語った言葉は思
いのこもった言葉で大変重いのだと改めて気づいて下さいね。