フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

米将軍

2012-06-21 21:43:44 | Weblog
昨日の民主党の両院議員懇談会は党の分裂に繋がるかどうかの激しいやり取りが見られました。明日にも消費税増税法案の採決が行われそうですが、どんな結末を迎えるのでしょうか。採決までに小沢元代表はどんな動きを見せるのでしょう。
この小沢元代表を闇将軍に例える人もいます。かつてマスコミは田中角栄元総理を影の権力者として闇将軍と称しましたが、小沢元代表はどんな表現が相応しいでしょうか。
ところで本物の将軍で昨日が命日だったのは8代将軍の徳川吉宗です。徳川幕府中興の祖と言われたのは、米価対策に尽力し「米将軍」と呼ばれたからです。私が吉宗将軍が好きな理由に次の言葉があります。『人は用い方にて物の用に立つものなり』という人材登用の基本方針の言葉ですね。つまり誰にも長所があるので、その長所を活かすことが必要だというものです。いわゆる野田総理が内閣を作りあげる時によく使った「適材適所」です。町奉行に起用した大岡忠相等がいい例です。
リーダーが人材を適材適所に配置する為には、人間観察が行き届かなければなりませんね。やはりそこにコミュニケーション能力が登場して来るのです。