フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

待合室

2012-03-28 22:07:59 | Weblog
たまたま診察を受けに病院へいきましたが、待合室で診察を待つ時間はなんとも人生の縮図を眺めているような気がします。まあ、自分の症状が深刻でないのでそんな観察が出来るのでしょう。
その中での一番のイライラさせる状況を産みだすのは、おそらく時間にたいする姿勢でしょう。一日仕事だと割り切って来ている人はやはりゆったりと落ち着いています。読書もはかどりそうです。子供連れのお母さんは子供との我慢比べの様相です。仕事の間に抜け出ての診察待ちの人は周りを見回し、何度も待ち人数を確認したり時計を恐そうな顔で睨んています。待合室でストレスが溜まりそうです。
たまたま待合室で知り合いに出会ったら、さあ大変です。不思議なことに病気自慢が始まります。病気が大変な人のほうが格が上なんでしょうか?実際は自分の病気は必ず治るという状況があるからでしょうがね。
診察を終えて待合室を通るときの表情は、先程までとずいぶん違って見えます。皆さんよりひと足先に社会復帰するんだとよと余裕を見せているようです。
さあ診察を終えました。私の表情はどんな表情でしたでしょう。